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蕨市9月定例市議会が開会

〜本会議のインターネット中継がスタート〜
 8月31日、蕨市9月定例市議会が開会しました。会期は9月30日まで。
 この議会で審議されるのは、市長が提出した条例案4件、補正予算案3件、人事案1件、その他2件、決算認定9件の計19件と、市民からの陳情1件。条例案ではマイナンバー法の施行に伴う個人情報保護条例の改正、補正予算案では、市長マニフェスト項目の一つ「三世代ふれあい家族住宅取得補助金」の創設や保育関係の支出に関する補正が主な内容です。決算認定の審議では、頼高市長の「あったか市政」の成果・実績、市民要求等への対応、消費税導入等の社会・経済情勢の影響等についても議論される見込みです。陳情は、蕨市平和を守る会から提出された「『平和安全法制』法案の廃案・撤回を求める意見書」を国に提出することを求めるもので、10日に行われる総務常任委員会で審議されます。
 また、今議会から議会改革として準備されてきた二つの施策が実施されます。一つは本会議のインターネット中継で、議会と同時にライブ中継されるとともに、録画の配信も行われます。録画は数日〜7日後より視聴できる見込みです。もう一つは、請願・陳情提出者の意見陳述で、常任委員会の審議休憩中に意見陳述と質疑が行われます。日本共産党市議団は、議事録に陳述内容が記録される開会中の実施を求めましたが、多数を占める新生会と公明党が「まずは休憩中に行うことでスタートさせる」と主張したものです。
核兵器廃絶・恒久平和へ力をつくす
よりたか市長の市長報告

 9月定例議会の市長報告で、頼高市長は、はじめに戦後・被爆70年、平和都市宣言30周年の節目の年であることに触れ、被爆あおぎり二世の植樹、鉄の造形作家・武田美通さんの作品展、高畑勲監督を招いた映画祭等多数の取り組みが市民との協働の中で行われてきたことを紹介。「平和憲法の精神を守る立場から、世界のあらゆる国の核兵器の速やかな廃絶と世界の恒久平和に向け、力を尽くす決意」を表明しました。
 その他、三世代ふれあい家族住宅支援事業、公益財団法人河鍋暁斎記念美術館と連携協定を締結、わらびりんごサイダーの完成、音楽によるまちづくりの取り組み等の6項目についても報告があり、蕨市政が着実に進んでいる様子が報告されました。