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【9月市議会】決算常任委員会報告 ― 市会議員 かじわら秀明・市会議員 みやした奈美 

 9月市議会の決算常任委員会は7日から9日まで行われ、2014年度一般会計決算など9件を、全委員の賛成で、本会議で認定すべきものと決めました。市の答弁などから、主なものを紹介します。
◆市民の所得状況…給与収入300万円以下の市民が、12年度34・9%から14年度37・3%と増えている。市内事業者の法人市民税は12年度7・45億円から14年度6・48億円へ13%減っている。(一般市民には厳しい経済状況であることがわかります)。
◆女性の心と生き方相談…人間関係30件、子どもとの関係21件、離婚問題15件、DV等12件など、全体として増加傾向である。
◆私立保育園の職員の状況…保育士経験年数は平均、けやき保育園5年、アートチャイルド保育園2年。
◆消費生活相談…270件あり、ネット通販65件、高額商品の解約60件、契約解除53件など。
◆北町の雨水調整池の効果…14年1月から稼働。14年度は13回稼働し北町での浸水被害はなかった。(なお、先日9日午後の集中豪雨でも効果を発揮し、浸水被害はありませんでした。)
◆就学援助金…援助率は10・8%(12・13年度は9・8%)。内訳は小学校10・1%、中学校12・1%。生活保護費の減額に合わせた変更をしなかったこと、賃貸住宅に住む人へは所得制限を緩和する対策をとり、対象者を増やした。賃貸住宅居住者の対象者拡大の効果は9人。
◆図書館…14年3月に新システムが稼働し、次の予約が入ってなければネットから1回まで貸し出し延長できるなど改善した。図書の貸し出しが前年より増えた。
◆介護保険会計決算…介護サービスの通所介護の利用が増えた。給付額が前年より7・2%増え、約8億278万円。国の制度変更で事業者の競争が激しくなっていることも背景にあるだろう。
◆公共用地先行取得特別会計決算…中央第一地区のまちづくりのための新しい特別会計で14年度は初年度。道路拡幅のため約222平方メートルを先行取得し、土地の供用開始のため約41平方メートルを一般会計に所管替えした。他に事業推進のため、一般会計で4棟の建物除却のために解体費補助金を支出した。
◆病院事業会計決算…懸案の小児科・整形外科常勤医の採用には至らなかったが、経営努力により、経常利益は前年より約850万円増え、2310万円となった。また、会計制度変更により退職給付引当金などの計上で約7・2億円の特別損失を計上した。
◆水道事業会計決算…安全な水を適正な料金で提供している。基幹管路の耐震化は0・7ポイント改善し90・9%。収益的収支では約8895万円の純利益を計上した。