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【蕨戸田衛生センター組合議会】焼却灰の資源化を視察 - 市会議員 かじわら秀明・みやした奈美

レクチャーにてあいさつする頼高管理者(蕨市長)
レクチャーにてあいさつする頼高管理者(蕨市長)
蕨戸田衛生センター組合議会は、焼却灰の資源化を委託している渡辺産業株式会社(日光市)を2日に視察しました。焼却灰を埋め立てる最終処分場の容量には限りがあるため、組合では資源化委託を進めていて、その委託先を視察したものです。

衛生センター組合は、2013年度から資源化の委託を開始し、今年度は、焼却灰のうち焼却炉下から排出される不燃物残渣(ざんさ)の年間総量1600トンのうち1200トンを委託する予定です。
リサイクル工場を視察する頼高市長(手前)と宮下市議(中央)(撮影・梶原市議)
リサイクル工場を視察する頼高市長(手前)と宮下市議(中央)(撮影・梶原市議)

視察では概要説明を受けた後、6つの工程からなるリサイクル工場を見学しました。第一工程、((1)、以下番号表示)受け入れストックヤードで焼却灰等を受け入れます。搬入トラックを掃除するなど、施設内のゴミを外に出さない衛生管理が徹底されています。(2)前処理工程では磁選機で鉄などを除去します。(3)ミキシング工程ではゴミを大きさによりふるい分け、特殊硬化剤を投入し固めやすくします。(4)成型工程ではゴミを固め、1辺25センチメートル程度のブロックに圧縮・成型します。(5)養生工程ではブロックを約2日ねかせ安定化させます。(6)破砕工程では、ねかせたブロックを細かく砕き、工事現場で利用できる再生砕石にします。
路盤などに使われる再生砕石として資源化される
路盤などに使われる再生砕石として資源化される

視察には組合の頼高管理者(蕨市長)も参加。「蕨市・戸田市20万7千人市民が出すゴミの適正処理を進めている。限りある資源の有効活用を図っていく」と述べました。