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市民体育館の耐震化、認可保育園2園の増設などを計上
蕨市2016年度予算案

2月24日開会の3月議会で審議される議案についての説明が各会派に行われ、2016年度の予算概要が示されました。その内、一般会計は予算総額232億6000万円で前年度比6億2000万円増の計上。歳出では、蕨市の「将来ビジョン」推進や市民要望実現の観点から多くの事業が計上されています。以下はその概要です。

安全安心の分野では、長期的視点による「公共施設等総合管理計画」策定の委託料の他、約10億円の予算が計上される市民体育館・北町公民館の耐震化工事、市民会館の耐震設計、消防塚越分署・図書館の耐震診断が行われ、公共施設の耐震化がいっそう図られます。また、全防犯灯のLED化、自主防災会への消火資機材(スタンドパイプ)の配布、家具転倒防止器具設置等補助金の拡充等も計上されています。

子育て支援・教育分野では、4月に新たに2園の民間保育園が開設される他、全ての市立保育園で土曜日の保育時間を平日と同じ19時まで延長。留守家庭児童指導室を4月から中央小・東小内にそれぞれ開設する他、北小・南小内と塚越小隣接地への開設準備が行われます。また、教育関係では、スクールソーシャルワーカー配置等の教育センターの整備が行われる他、東小・南小・二中でトイレ改修を実施。生活困窮者家庭等の子どもへの学習支援が拡充されます。

くらしや健康に関しては、国保税の税率を引き続き据え置く努力が行われます(高所得者の限度額は引き上げ)。また、スポーツクラブとの共同での特定保健指導、胃がん検診への内視鏡検査の導入(胃部エックス線検査との選択制)等の拡充が図られる一方、肺がん検診には300円の自己負担が導入されます。

にぎわい創出やまちづくり、市民参加等では、中心市街地整備促進機構(にぎわいまちづくり連合会)への補助や東口コミュニティショッピング道路整備、空き店舗有効活用、蕨ブランドづくり、錦町土地区画整理事業、音楽によるまちづくり等に関する予算が計上されています。