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税率すえおき 健康向上の国保予算を承認 - 国保運営協議会委員 梶原秀明

蕨市国民健康保険運営協議会(植田富美子会長)が2月10日に開かれ、保険税条例の改正と国保特別会計2016年度当初予算など予算3件を審議、全委員の賛成で可決しました。

16年度当初予算は、保険給付費を51億22百万円(対前年予算比+1.6%)と見込むなどで、歳入歳出89億54百万円の予算規模です。厳しい暮らしを強いられている市民を支えるため、引き続き保険税率を据え置きます。市民の健康対策として特定健診の受診率と特定保健指導の指導率を高める方策や、現年度分を中心とする収納対策の努力を、含むものとなっています。他2件は補正予算。人事院勧告に基づく職員給与の改正と、保険給付費の実績見込みによる補正です。

条例改正は保険税の上限額を国の改正に準じ引き上げるもので、従来の上限額80万円を84万円にします(基礎分・後期高齢者医療支援分・介護分の合計。施行は4月1日)。影響を受けるのは約240世帯、増収額は約400万円です。

健康診査の受診率向上のため、仕事が忙しい若い人や、健康を過信して検診を受けない市民への啓発が大事なこと、などの意見交換がおこなわれました。