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今年度上半期は若干の収益減 - 市立病院審議会報告 - 市議・梶原秀明

市立病院運営審議会が2月18日に保健センターで行われ委員として出席しました。議題は、(1)2014年度市立病院会計決算、15年度上半期決算概要、(2)第2次経営改革プラン行動計画の取り組みについて。

冒頭、病院開設者である頼高英雄蕨市長があいさつ。ソーシャルワーカーを昨年10月に初めて採用したこと、国の病院運営の新ガイドラインに沿って今後、経営改革プランに一部補充が必要なことなど、説明しました。

議題(1)の決算報告は、14年度は会計制度の改定により特別損失を計上したこと(昨年の9月議会で説明済み)。15年度上半期は前年同期に比べ、患者数が入院で15447人(7・7%減)、外来で62661人(2・5%減)で、医業収益(約13億99百万円)が約5%減っていることなどにより、約1311万円の純損失です(うち医業収支は約312万円のマイナス)。

常勤医師は、今年度4月に14人体制でスタートし、5月に外科で1人増、6月に産婦人科で産休から一人復帰し、現在16人体制です。

議題(2)の経営改革プランは、14年度からの5ヵ年計画。地域連携の強化、患者サービスの強化、常勤医師の確保など、各分野で経営改善のプランを定めています。昨年10月ソーシャルワーカーを初採用したことについて、梶原市議が質問。患者の入退院時の相談にのり、介護サービスの利用や家族の状況など、一人ひとりの生活状況を把握できるようになり、他医療機関・介護事業所との連携もスムーズになっていると説明がありました。その他、南町に開設されたいきいきタウン蕨(特養ホーム)へ出張診療をしていること、常勤医師の確保対策などの説明と質疑応答がなされました。