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【3月市議会】頼高市長が市政方針を表明
政治は国民、市民のために くらしを守る市政の前進へ

 2月24日の3月定例市議会の初日、施政方針演説に立った頼高市長は、国政の場において政治とカネの問題などをはじめ国民の信頼を損なう事態が相次いていることにふれ、3期目最初となる予算編成にあたり、これからも市民と心が通い、市民とともに歩み続ける市長でありたいと述べました。また、まちづくりは国が主導ではなく市民との協働で地方が主役となって進めていくとべきとして当初予算編成の4つの重点方向を次のように述べました。
 「第1の安全で安心できるまちでは、市民が安全で安心して暮らせるまちづくりが住みやすさの基本である。第2のにぎわいあふれる元気なまちは、まちの魅力と活力につながるものです。第3のみんなにあたたかくだれもが住みやすいまちは子およびすい子育てや教育、介護など住みやすさそのものに直結する施策。第4の蕨の未来にむけた行財政運営では、土地開発公社の健全化の推進、公共施設等総合管理計画の策定を進める。」
 続いて、将来ビジョンに掲げる6つの基本目標及び推進プランに沿った施策を具体的に説明し、最後に「これからも生涯学習や防災対策など市民の皆さんとの協働によるまちづくりを進め、全国に誇れる日本一のコンパクトシティ蕨の実現をめざす」との決意を述べ締めくくりました。

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 頼高市長が述べた6つの基本目標の概要は以下のとおり。

(1)安全で安心して暮らせるまち

 市民体育館の複合施設の耐震補強等工事。市民会館の複合施設の耐震補強等工事の設計。錦町児童館・消防署塚越分署・図書館の耐震診断。スタンドパイプを希望する自主防災会へ配備。家具転倒防止器具の購入並びに設置費用補助は今年度に限り市内全世帯を対象に上限1万円補助。消防災害支援隊員を24人に増員。市内全ての防犯灯をLED化。振り込め詐欺対策として高齢者世帯へ通話録音装置100台無償貸し出し。

(2)豊かな個性を育み子どもたちの未来輝くまち
 
錦町3丁目と中央1丁目に各々60名定員の民間認可保育園を開園し、合計定員は1108名になる。全ての市立保育園で土曜日午後7時までの通常保育実施。
留守家庭児童指導室を北町、南町、塚越に増やし14施設に拡充。福祉・児童センター内に教育センターを整備し、スクールソーシャルワーカー1名配置。東小、南小、二中で学校トイレの環境改善。

(3)みんなにあたたかく健康に生活できるまち

 健康モデル事業のモニターを増やし200人に拡充。胃がん検診は60歳以上に胃部エックス線検査と胃内視鏡検査の選択制を導入。乳がん検診の期間を17日間に拡充。特定保健指導はスポーツクラブとの協働でプールを利用した講座やスポーツクラブ施設利用券を配布し、参加率向上を目指す。   
妊婦音楽コンサート実施。父子手帳配布。引き続き、認知症予防講座の開催やいきいき100歳体操のさらなる普及。生活困窮世帯・生活保護世帯への学習支援を週2日へ拡大。児童扶養手当の多子加算額を8月から増額。新たに、地域活動支援センター「つむぎ」に対する運営補助実施。

(4)にぎわいと活力、市民文化と歴史がとけあう元気なまち

 蕨駅東口コミュニティ・ショッピング道路の整備。駅西口地区市街地再開発は準備組合と構想を策定。コミュニティビジネスへの支援体制の充実。シティプロモーションの推進にむけた指針の策定や蕨ブランドづくりをスタート。子育て世帯を対象とした冊子の作成やHPに専用ページを開設。錦町スポーツ広場の人口芝生化。市民体育館とわらび山荘をネット予約可能にシステム改修。音楽家派遣事業やこども音楽大学、市民音楽祭の実施。

(5)快適で過ごしやすく環境にやさしいまち

 三世代家族住宅取得に対する補助。錦町土地区画整理事業は26棟の家屋移転や仮設住宅2棟整備、1棟リフォームを計画。中央第一地区まちづくりは区画道路整備や土地購入を進める。JR跨線橋を含む65橋の健全性の診断。

(6)一人ひとりの心でつなぐ笑顔あふれるまち

 協働事業提案制度で5つの事業を実施。リンデン市交流40周年記念式典開催。エルドラド郡への国際青少年キャンプ開催。