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【12月市議会】環境福祉経済常任委員会報告ー市会議員 山脇紀子・宮下奈美

 環境福祉経済常任委員会(山脇委員長)は2日に開会され陳情1件、条例案、補正予算案等は計5件を審議しました。
 全日本年金者組合蕨支部から提出された「年金制度の改悪に反対する陳情」に対し、日本共産党は宮下議員が賛成討論を行いました。「『年金カット法案』と厳しい批判を浴びている国民年金法等改定案には、新ルールを導入し?物価が上がっても賃金が下がれば年金引き下げ?物価よりも賃金が下がった場合は、賃金に合わせて年金引き下げ、も付け加わる。物価と賃金の両方が上がっても年金が抑制される『マクロ経済スライド』の仕組みが強められる。物価・賃金が上がらなかった年の『カット分』を翌年以上に繰り越すことも盛り込まれている。ただでさえ少ない年金が目減りし続け、家計を必至にやりくりしている多くの高齢者から『これ以上どう切り詰めるのか』と切実な声があがっている。介護保険料や利用料負担をも次々と求め、並行して年金の減額・抑制をすすめれば暮らしはさらに行き詰まる。暮らしの実態を無視した『年金カット法案』は徹底審議で廃案にすることが求められる」と訴えました。新生会と公明党は討論もなしで反対し、本会議で不採択すべきものとなりました。
 市立病院の会計補正予算について、2666万5千円の追加補正は、医療事故に対しての解決金等です。平成26年10月に起きた医療事故について、宮下議員が事故が発生した際の検証とその後の再発防止策について質疑しました。市立病院は、「(当日の対応について)主治医、当直医、看護師から聴取して、弁護士や第三者機関と相談し、医療相談を受けて、検討した結果、診療と死亡の因果関係が否定できないと判断した。このような結果になったことを真摯に受けとめ、入院時の対応、観察など、医療機関としての責任を果たせるよう、徹底を図る。事故はいつでも起こりうる危険性を十分認識し、業務にあたることが必要。スタッフの研修会を開催して再発防止に取り組んでいきたい。」と答弁しました。
 市長提出議案には全委員がすべてに賛成しました。