index
【12月市議会】12月市議会が閉会〜「年金下げるな」の陳情に新生会と公明党が反対

 11月28日に開会した12月定例市議会は12月16日に閉会しました。保育園費の増額等を含む一般会計補正予算など、市長提出議案13件は全て可決・成立しました(給与関係議案と人事案は11月30日に可決成立)。年金者組合から出されていた「年金改悪に反対する陳情」に、16日の本会議で梶原秀明市議が賛成討論を行い(後掲)、日本共産党・民進党・無所属が賛成。新生会と公明党が反対し、不採択となりました。
 16日に議員提出議案3件(2件は議会だより編集委員会を広報広聴委員会に改めるもの。1件は、「障がい児・者の生きる基盤となる「暮らしの場」の早急な整備を求める意見書」)が出され、全議員が賛成しました。議会の傍聴は、本会議が55人、委員会は、陳情を審査した2日の環境福祉経済常任委員会に過去最高の5人でした。
 日本共産党市議団は全員が一般質問で発言し、住宅困窮対策、コミュニティバスのルート拡充、商店街の活性化対策、公園遊具の安全点検と市民への周知など、市民の要望を取り上げ奮闘しました(一般質問詳細は順次掲載)。

安心できる年金をつくろう
梶原秀明市議の討論要旨

 16日に、「年金改悪に反対する陳情」に対して梶原市議がおこなった討論要旨は次のとおりです。
 * * * * *
 政府が強行した年金カット法は、物価が上がっても年金を下げる、新たな仕組みを作るとんでもないもの。このまま19年10月に消費税が10%に上がれば、物価が上がるなかで年金が下がる悪夢が起きる。だから、どの世論調査でも反対が多数だ。今必要なのは、低年金の底上げと、最低保障年金の導入、雇用と賃金を上げて年金財政を強化することなど、安心できる年金をつくることだ。今の政治は、自民党の古い政治が行き詰まり、国民との矛盾をひろげざるを得ない。日本共産党市議団は、野党4党の共闘をひろげ、自民党政治に代わる新しい政治をつくるために、全力で奮闘する