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【3月市議会】公共施設管理の方針、国保広域化の問題点、蕨駅の安全対策を質問
市会議員 鈴木 智 

◆公共施設の管理について
【鈴木】公共施設等総合管理計画の特徴、蕨市特有の課題と方針はどのようか。
【総務部長】公共施設等を長期的視点で総合的計画的に管理するためのもの。多くの施設は築後30年以上経過している。「長寿命化」と「総量の抑制」を基本目標に実施方針を示した。
【鈴木】必要な財源の措置は。市民負担を最小限とする対策が必要ではないか。
【総務部長】補助金、基金、起債を適切に活用する。負担軽減に「長寿命化」は有効。市民合意に努める。
【鈴木】市長就任以来、重視してきた点と今後の対応について、見解はどうか。
【市長】市長就任の際、前市政の検証を行い、公共施設の耐震化・老朽化の課題を示した。以来、長寿命化や耐震化の推進、財源確保、事業見直しなどに取り組み、その中で庁舎整備の条件も整った。市民の理解を得てしっかり取り組みたい。

◆国保の新制度について
【鈴木】一般会計からの繰り入れと市民負担を変更しなかった場合の影響は。市民負担を増やさない努力が必要ではないか。
【市民生活部長】県シミュレーションは、蕨市の負担が10%程度増えるとの結果。今後の試算結果などを踏まえ、保険税を見直す場合は国保運営協議会に諮問したい。一定の法定外繰入金による負担軽減は必要。見直す際は、低所得者層の負担に配慮し検討したい。

◆蕨駅ホームの安全対策
1月の蕨駅ホームでの転落死亡事故を受け、市長がJRに対応を要請し、ホームドア設置の1年前倒しなどにつながったこと、日本共産党市議団も梅村さえこ衆院議員や障がい者団体とJRに申し入れを行ってきたことなどを紹介し、次のように要望しました。
【鈴木】障がい者などの実際の声を生かすことが重要。蕨市を介して駅の安全対策に生かすべきと考える。