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【9月市議会】昨年度の市政全体を審査 - 決算委員会報告 - 市議会議員 梶原秀明・宮下奈美

9月定例市議会の決算常任委員会は8日・11日・12日に開き、2016年度一般会計決算など9つの会計決算を本会議で認定すべきものと決めました。

一般会計決算での主な質疑事項は次のとおりです。――市民会館の食堂等の運営、道路占有手数料と自動販売機設置手数料の収入増、集中豪雨対策、生活保護受給者への就労支援、敬老会の演芸会、シルバー人材センターへの補助金、生活困窮者自立支援事業、歯周病予防事業、橋りょう点検結果、東口コミュニティショッピング道路の入札、学校トイレの洋式化、図書館の図書貸し出しが増えていること。

このなかで、市民会館の食堂運営の改善を要望したことに対し、事業者に要請すると担当課長が答えました。生活保護受給者への就労支援では、就労による保護廃止は25件、就労自立給付金の受給は16件と増え、支援の効果があがっていることがわかりました。橋りょう点検では、全59橋のうち早期に措置すべきものが13橋との結果で、21年度までに順次修繕していくとの説明です。学校トイレの修繕は年度前半に行ってほしいと要望していましたが、今年度は前半に実施できる見通しだと委員会後に担当課長から説明がありました。


市立病院の経営改善すすむ。水道事業は安定運営

病院会計決算は、内科と整形外科の常勤医が採用できたことなどで入院収益が増え、15年度の約6663万円の赤字から、約8681万円の黒字へ大幅に改善しました。

質疑に対し担当課長が、外科と整形外科では、外来の利益率の改善にもつながったと答弁。入院患者が増えているが、医師・看護師などが過密労働にならないよう対策を要望し、スタッフは随時募集していると答えました。地域連携の質疑では、16年度に常勤看護師、ソーシャルワーカー、非常勤看護師の3人体制へ増やし、病院内外への情報提供を強めていると答えました。

水道事業会計決算では、2年連続で収益が増えたこと、漏水を減らし有収率が過去最高の95・7%になったことなどで、約1億8046万円の黒字と、安定運営がおこなわれいることがわかりました。