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【9月市議会】委員会報告 教育まちづくり常任委員会報告 ― 市議会議員 やまわき紀子
錦町スポーツ広場リニューアル後も市民負担増とならないよう減免規定を確認 

9月定例市議会の教育まちづくり常任委員会は15日に行われ、付託された議案3件を審議、いずれも全委員が賛成しました。

錦町スポーツ広場管理条例の改正は来年2月に全面人工芝化されリニューアルオープンするのに伴い、利用するのに許可制にするとともに、使用料を設定するもの。これまで利用していた高齢者団体やスポーツ少年団などには減免規定が適用され市民負担増とならないよう確認しました。

補正予算では、土木費では、宅地造成の後退に伴い道路拡幅整備を行う8か所、北町旧水路敷の道路拡幅整備奨励金3件分の計上。拡幅したい用地としては北町旧水路敷で残り77%、市内狭隘道路で83%残っているとの答弁。

教育費では、小学校での道徳の教科化に伴い、県の委託をうけて教員の研修のための講師謝礼等を計上。道徳の教科化には賛否両論あり心配される面があるので、教員や家庭への負担とならないよう配慮するよう要望。教科書採択の経緯を質問しました。

水道事業会計では未処分利益剰余金や資本剰余金を資本強化のため資本金へ組み入れるための議決です。

道徳の教科化について
今議会では、一般会計補正予算の審議にかかわり、道徳の教科化についての議論が、本会議、総務常任委員会、教育まちづくり常任委員会で行われました。

道徳の教科化については、日本共産党は、国家権力が国民に特定の価値観を押し付けることは、憲法の定める思想良心の自由を侵すことになることを指摘し反対。憲法の理念に沿った市民道徳を育む教育を求めてきました。また、マスメディア等でも様々な批判や懸念が示されてきました。こうした中で、実際に道徳教育がどのように行われるかは課題です。

9月議会本会議で、頼高市長は、他会派議員の質疑にこたえ、「議論があることは承知している」と述べたうえで、道徳の教科化が実行段階に入っていることを前提に、一人ひとりの良さを伸ばすことや自己肯定感を育む教育等の道徳教育の課題をあげ、「子どもたちの成長につながるような教育にしていく研究・研修が大切」と見解を示しています。