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【12月市議会】12月定例市議会が開会
市庁舎耐震化整備の方針案・国保広域化への対応などを市長報告

11月27日 第5回蕨市議会定例会(12月議会)が開会されました。

上程された議案は条例案5件、補正予算案2件など9件で、事前に説明があった議案(既報)の他に条例改正3件が追加されました。追加されたのは、人事院勧告に基づき給料月額を平均0・2%引き上げ、勤勉手当を年0・1か月引き上げること(職員の場合)などを定める条例改正、これに合わせて議員の一時金を引き上げる条例改正、同様に市長・教育長の期末手当を引き上げる条例改正です。

この日は、閉会中に行われた各常任委員会の行政視察について委員長報告が行われたほか、全国都市問題会議への議員派遣報告書が配布されました。

なお、頼高市長が7点にわたって行った市長報告の主な内容は以下の通り。
◆市民意識調査の結果について。7割近くが「まちへの愛着」を感じ、6割以上が住み続けたいと感じているほか、運動・スポーツを行っているとの回答が増えるなど健康意識が高まっていることなどが特徴。

◆「蕨市庁舎耐震化整備基本方針案」について。「庁舎整備検討審議会」答申を踏まえ「蕨市役所庁舎の耐震化は建替えにより行い、建設場所は現在地とする」ことを基本方針案とした。11月24日から14日までのパブリックコメントを経て基本方針を決定する。

◆国保広域化について。「広域化では、国保の財政問題は解決できず、国による財政負担の更なる拡充が欠かせない」との立場を表明してきたが、実施段階を迎え、市財政への影響などを踏まえて保険税率見直しも含めて検討してきた。この度、市の財政負担が想定より減少する見込みとなったことや、財政への影響は不確定要素が多いことから、現時点では、保険税率見直しを見送る判断をした。