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施設長寿命化の計画策定完了-衛生センター昨年度決算を審議-市議会議員 山脇紀子・梶原秀明・宮下奈美

蕨戸田衛生センター組合議会は11月20日から12月19日まで開かれ、2016年度会計決算と17年度補正予算を全会一致で認定・可決しました。組合は、総務省の「統一的な基準」に基づく財務書類を16年度分から作成し、これを各議員に配布しました。
 議会初日に頼高英雄管理者(蕨市長)が、福島第一原発事故に伴う組合の損害について、15年度分まではほぼ請求通り東京電力から補償を受けたが、16年度分は放射線量が基準値を下回り、損害賠償の対象外になり、「やむを得ない」と判断したと報告した他、ダイオキシンの測定結果、17年度上半期のごみ搬入の状況などを報告しました。
 16年度会計決算は、歳入が約19億1450万円(うち蕨市からの分担金は5億9781万円、戸田市は7億7492万円)、歳出が18億3788万円でした。差額は翌年度に繰り越します。自家発電の余剰電力の売り払い収入は、日曜日と夜間の単価が上がったことなどで、前年度比12・6%増の約1343万円となりました。ごみ処理施設等の長寿命化(再延命化)工事の準備として、国から交付金を得るための計画作成を予定通り実施し、これに約127万円を支出しました。工事の設計は18年度までに、施工は19年度から22年度にかけて行う計画です。
 補正予算は、施設の修繕費を1千万円増額するものです。