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他場の運営状況などを視察
戸田競艇企業団議会議員 鈴木 智

戸田競艇企業団議会総務常任委員会の視察が行われ、1月22日にミニボートピア津幡(石川県)、23日にボートレース三国(福井県)を訪れました。

ミニボートピアは競艇の小規模場外舟券発売場の愛称。津幡はボートレース桐生を施行する群馬県みどり市が施行し、設置以来、予想を超える高い売り上げを維持しているそうです。この日の視察で担当者は施設の特徴や運営上の努力などを説明。また、設置に当たっては、周辺環境や青少年への悪影響などの懸念から反対意見も多かったことが率直に語られました。そのため津幡では、乳幼児も含め未成年者の入場、および場内での酒販売や持ち込み、飲酒は一切認めていないとのこと。戸田を含む全国の施設では、家族連れへのファンサービスが行われていて、津幡の未成年者対策は参考になりました。

ボートレース三国は、福井県坂井市・越前市で構成される越前三国競艇企業団が施行者で、戸田競艇より1年早く一昨年4月から公営企業法を全部適用。また、外向発売場もいち早く開設しています。担当者からは、売り上げ状況などの説明受けました。なお、企業団職員は坂井市からの派遣で、収益増の企業努力を行う上で課題になっているとの説明も。しかし、売り上げ一辺倒の運営に陥らず公共の観点を重視する上で興味深い運営だと感じました。

また、来年度は朝の時間帯から開催されるモーニングレースを予定。自場の入場者減を他場での場外販売で補う方針ということでした。一方で朝の通学・通勤時間における交通増が想像され、近隣からは安全対策の徹底などの要望が出されているそうです。仮に、戸田競艇でモーニング販売を行うとなれば、同様の問題が懸念され、慎重な検討が必要と感じました。