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順調に経営改善が進む市立病院-病院審議会委員(市議)梶原秀明

蕨市立病院運営審議会が2月21日に行われました。議題は、2017年度上半期中間決算概要について、経営改革プランの取り組み状況について、です。冒頭、病院開設者である頼高英雄市長が、地域の中核病院として改革の努力をしているところである、16年度は黒字決算となったが17年度も順調に推移している、とあいさつしました。
 17年度上半期は患者数と患者一人当たりの収益がともに伸び、純利益は、対前年同期比2874万円増の5038万円となりました。16年度に整形外科・小児科で常勤医師を計画通り採用できたことなどで、入院収益は前年同期比6・0%、外来収益は6・9%伸びました。この傾向は下半期も続いていて、17年度全体で黒字基調です。
 経営改善の背景には、病院長先頭に経営改革を不断に実行してきたことがあります。審議会では、地域医療連携担当や医療相談の充実、接遇の改善、滞納対策、経費節減策などの報告がありました。また、病院建物の老朽化対策として、18年度に将来構想を策定し、病院の機能・役割、建物のあり方などを示す予定です。