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2018年度 蕨市の事業・施策その6 蕨駅西口再開事業(上)

蕨駅西口
蕨駅西口
今年度は、再開発準備組合を中心に事業計画の検討が行われるとともに、この間の検討を反映させた都市計画の変更が予定されています。また、蕨市では、権利床を活用した公共公益施設の整備について基本方針の策定が行われます。
 
市長タウンミーティングで市長は、駅前の蕨らしい整備の必要性についての認識を示すとともに、ペデストリアンデッキの取りやめや駅前広場拡幅計画の縮小による市の財政負担抑制など、この間の検討内容を紹介しました。

 なお、これまでに議会での答弁や党市議団への説明などで示されてきた蕨駅西口再開発にかかわる主な検討状況は以下の通りです。

◆今年度をめどに都市計画の変更を行う。第2工区・第3工区を一体ですすめる。駅前広場(約4300平方メートル)のペデストリアンデッキ(約1200平方メートル)を中止、拡幅計画を縮小(約5800平方メートルから約5100平方メートルへ)する。

◆再開発ビルは、駅前広場に面したエリアとプロムナード沿いのエリアにそれぞれ高さ99メートル、90メートルのものを計画。
2棟合わせた床面積(容積対象面積)は約36000平方メートル(第一工区は約23000平方メートル)。商業施設、住居施設のほか、プロムナード沿いのビルには公共公益施設を整備。

◆商業施設については準備組合で検討中。大型物販施設ではなく、比較的小規模な食品スーパーや小売り店舗、飲食店では需要が見込めるとの調査結果をうけ、「蕨・食とふれあいのストリート」、食とおしゃれな日常をテーマに検討がすすめられている。市としては、周辺商店街への回遊性や地域のにぎわいの創出につながるような施設を要望。

◆公共公益施設については、市役所内の検討委員会で検討中。「にぎわいの創出」「駅前立地への適性」「蕨らしさ・まちへの愛着」「ランニングコストを含めた財政負担」などの観点から複数の公共公益施設(図書館や市立病院などの再整備再配置、行政センター、河鍋暁斎記念美術館、図書館分館機能を備えた市民学習センター、バンケット機能を備えた市民ホール、書店誘致など)を比較し決定する。

(下)につづく