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【3月市議会・一般質問】県保健所業務ひっ迫、市立病院のコロナ対応
市民のための広報・広聴のあり方(市議会議員 武下 涼)

武下 自治体が設置する病院と他の医療機関とで異なる点として、ひとつの行政機関であり、最終的には住民のみなさんが、設置や運営の在り方に関与できる点などがあげられる。コロナ禍で県保健所業務がひっ迫するなかで、市立病院が地域で果たしている役割は。

病院事務局長 保健所からの要請で、新型コロナ感染にかかわる帰国者接触者外来として行政検査を実施するようになってから、PCR検査機器など、感染拡大状況に応じて設備機器を整備し、新型コロナの早期発見と治療を行ってきた。また、市立病院で行ったPCR検査は2032件で、保健所の代わりに対応してきたのは538件。対応数は「第5波」「第6波」がほとんどを占める。

武下 通常の医療提供に加え、コロナ対応が加わり、現場での調整やどのような努力が行われたのか。
病院事務局長 保健所での対応ができなくなる「第5波」の時、患者の入院受け入れと、退院というところで、当院の医師が患者を支えながら車で送迎を行い、自宅での療養、過ごし方など伝えるといった場面があった。車は、消防本部と連携し、感染対策を施した車両を利用した。

武下 国に対して、コロナ禍での地域や現場の実態を市立病院としても届けていただきたい。

◆市民や利用者を交えた利用しやすい市ホームページ等のあり方について
武下 障害のある方、高齢者の方、すべての方がウェブで提供される情報を利用出来るようにする方針があるが、本市の取り組み状況は。また、市民を交えた意見交換の場など、どのように対応してきたか。

総務部長 場は設けていないが、直接、ご意見として伺うことがある。

武下 利用者らを招いた意見交換会で、見やすいホームページづくりを試みた他市の事例などがある。また、市の情報が詰まった広報紙の活用として多言語対応したアプリの導入、昨年から申し上げている「多くの方にとって読みやすい」ユニバーサルデザインフォントの導入の考えは。
総務部長 総合的に検討したい。フォントについて4月の広報紙のお知らせ版から導入していく。