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【6月議会・開会】市民の幸せと蕨のさらなる飛躍にむけてーよりたか市長が決意のべる

6月21日、2023年第2回定例市議会(6月議会)が開会しました。会期は7月11日まで。
 
この日は冒頭に、議長選挙と副議長選挙が行われました。党市議団は議長に鈴木智団長、副議長に山脇紀子幹事長に投票しましたが及びませんでした。結果、議長に大石公一市議(公明党)、副議長に古川歩市議(令政クラブ)が選出されました。また、常任委員会委員の欠員にともない武下涼市議が教育まちづくり常任委員会へと所属することが決定しました。

 頼高英雄市長が市長就任あいさつならびに市政報告を行いました。
 「市民の幸せと蕨のさらなる飛躍にむけて」をテーマとして、マニフェストを紹介し、市民の幸せのために全力を尽くしていくとの決意を力強く語りました。(概要は後述)

 また、議員提出議案として2件(商工生活室を商工観光課に名称変更したことにともう委員会条例の改正、議会への出席の際、障害や健康上の理由で実費相当の交通費を支給するための議員報酬等に関する条例改正)が全会一致で可決されました。
 
市長就任あいさつ
 市民の皆さんの負託にしっかりと応え、その責任を果たして行く決意。「選ばれる・成長する」まち蕨の加速化に向け、新たに50項目のマニフェストを「第2ステージ あったかプラン?」として掲げた。

蕨の更なる飛躍に向け 4つの重点的な取り組み

(1)市立病院を早期に建替え、安心できる医療提供体制を整備する。介護予防や認知症対策の一層の推進、帯状疱疹ワクチンの助成や高齢者の補聴器購入の補助制度の創設、生涯学習やスポーツの更なる充実など、だれもが、気軽に外出し、仲間と交流し、健康と幸せを実感できるスマートウェルネスシティ蕨を実現する。

(2)県南で初めてとなる高校卒業までの医療費完全無料化、国と連携して学校給食費の完全無償化を目指しつつ、まずは、市独自に2人目以降の無償化を実施し、全ての学校トイレの洋式化など、県内をリードする子育て・教育のまち蕨を目指す。

(3)蕨駅西口再開発を推進するとともに、駅前通りをにぎわい交流軸として、更に、中山道に新たな「にぎわい交流拠点」を整備し、市全体の回遊性を創出し、街なかで、楽しく買い物できるまちづくりを進める。

(4)新庁舎を防災拠点に、防災情報システムの導入や水道の更なる耐震化、大規模水害対策の強化など防災都市づくりを加速化するとともに、街なか防犯カメラの増設や家庭への防犯カメラ設置費補助など防犯対策の強化、そして、太陽光発電への補助拡充や蓄電池、電気自動車への新たな補助など、日本一のエコシティ蕨を目指していく。

市長報告

(1)先日の大雨への対応
 6月2日から3日にかけての大雨により、蕨市内では、床上浸水10件、床下浸水12件、道路冠水27か所などの被害が発生。2日午後、大雨警報が発令されたことに伴い、関係職員を配備する1号体制を敷き、市内各所のパトロール及び市民への土のうの提供、町会長との情報共有、市のホームページやSNSを通じた情報発信などを行う。床上浸水の被害に遭われた方に対応して、一時的な退避スペースを北町公民館に確保し、1世帯の受け入れを行った。その後、3日の明け方に全ての警報が解除されたことを受け、市のホームページなどを通じて、被災者支援に関する情報提供を行うとともに、被害に遭った方を対象に、災害廃棄物の収集や消毒に関する相談受付を実施するなど、対応を進めた。

(2)物価高騰対策
 「緊急対策第9弾」として、「織りなすクーポン」第2弾と「学校給食費負担軽減事業」を実施することとし、関連する予算を今議会に提出。

(3)新型コロナワクチンの接種
 5月8日から、高齢者など重症化リスクの高い人や医療従事者等を対象に接種をスタート。17箇所の個別医療機関に加えて、6月には保健センターで、7月には東公民館での集団接種も実施。9月以降は秋開始接種として、高齢者などを含めた全ての人を対象に接種を実施する予定。春開始接種の接種率は、現在、高齢者で約40%。

(4)市長タウンミーティング
 4年ぶりに市内7つの公民館全てで開催し、627名の参加。

(5)部活動の地域移行
 国の委託事業を活用して、実証事業を実施する。一中の陸上部と剣道部、二中の柔道部を対象。10月頃からスタートし、2月末までの20回程度を想定し、部活動の地域移行・地域連携検討委員会において実証事業の成果と課題を踏まえて、取り組みを進める。

(6)蕨市パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度の創設

(7)株式会社セキ薬品との災害協定の締結

(8)蕨市シェアサイクル事業の実証実験に関する基本協定の締結
 シナネンモビリティPLUS株式会社とOpenStreet株式会社との蕨市シェアサイクル事業の実証実験に関する基本協定を5月15日に締結し、駅前や市民体育館、市民公園など、市の公共用地9か所にステーションを新たに設置し、民有地に設置されたステーションと合わせて市内15か所でシェアサイクルの運用を開始。市外のステーションとの相互利用も可能。

(9)中央公民館と北町公民館、東公民館における、WiFi導入の実証実験開始