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【6月市議会・一般質問】高齢者の補聴器購入補助など来年度から実施へ マイナ保険証の問題点と対応など(市議会議員 鈴木 智)

【よりたか市長が一般質問で答弁】
7月5〜7日の一般質問では12人が質問に立ちました。
 質問項目は、選挙直後ということもあり市長マニフェストの内容を問うものが目立ちました。よりたか市長は基本的な考え方などを答弁。 高齢難聴者への補聴器購入費補助、帯状疱疹ワクチン助成、精神障害のある方へのタクシー券助成については来年度から、18歳までの医療費完全無償化については来年10月から実施したいとの意向を示しました。

なお、日本共産党市議団の一般質問の概要は、今週から順次掲載します。


マイナ保険証の問題点を対応  事業者支援等を質問  鈴木智
◆保険証の廃止は中止を

鈴木 マイナンバーやマイナ保険証のトラブルが多発し保険証廃止の中止・延期を求める声は70%超。マイナンバーカード発行状況は。
市民生活部長 5月末現在、累計交付枚数は5万108枚で交付率は66・5%。
鈴木 マイナカードの紛失等による再発行件数、及び再発行に係る期間、国保証の再発行件数はどうか。
市民生活部長 マイナカード紛失による再発行が33件。再発行に要する期間は1カ月弱。国保の再発行は令和4年度で373件。
鈴木 市立病院でのマイナ保険証の利用状況はどうか。
病院事務局長 概ね、1日10人程度が利用。適用区分が不適切だったり紐づけされていない等のトラブルが数件。いずれも従来の保険証を持参していたため10割負担になっていない。
鈴木 国に対し健康保険証廃止・マイナ保険証一本化の中止等を求める考えは。
市民生活部長 現行保険証を1年間有効とする経過措置や資格証明書の制度が予定される。国の動向を注視し、安心して医療が受けられるよう周知・対応する。
鈴木 マイナンバー制度やマイナ保険証については、紐づけ等トラブルの他、再発行に関する不安、医療機関側の負担等の問題もある。
期限ありきの事実上の義務化は誤り。国に一本化中止を求めるよう要望する。

◆市内事業者への支援
鈴木 魅力ある店舗づくり支援事業の申請や問い合わせの状況はどうか。
市民生活部長 多くの反響があり、申請に向けた問い合わせが38件、内11件が申請している状況。
鈴木 情報等が不足する商店等への事業展開等の総合的支援も本制度の肝。広報等での対応を要望する。ところで、新庁舎に関わる工事や物品購入等の市内事業者への発注状況はどうか。
市民生活部長 工事では約款に基づき市内事業者への発注を促す対応。物品購入では可能なものは参考見積を市内事業者から取得。指名業者を市内業者に限定する等の対応を行った。

◆他に、高齢難聴者への補聴器購入費補助、学校給食無償化等、市長マニフェストの内4項目について質問。