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戸田ボートレース企業団議会報告(市議会議員 やまわき紀子・武下涼)

8月30日、蕨市議会による信濃わらび山荘の視察が行われ、日本共産党市議会議員団からは鈴木智、宮下奈美、武下涼の各議員が参加しました。
 信濃わらび山荘は、1987年8月1日の開設以来、数多くの市民に愛され、学校行事や団体・個人での活動で使われてきた蕨市の野外活動施設です。一方で、利用の減少や施設の老朽化、今後の維持管理経費の増大などの課題が指摘されてきました。昨年3月には庁内検討委員会から「廃止の方向で検討すべき」「あわせて廃止後の代替案の検討が必要」との報告が行われ、現在、教育委員会で今年度の営業をもって廃止する方向で検討されています。今回の視察は、こうした状況を受け、議会内の合意に基づいて実施されました。
 現地では、各施設について教育委員会の職員が詳細に説明。老朽化して立ち入りが制限されているウッドデッキ部分や不具合が生じている建物の設備などについて説明したほか、現地、川上村の皆さんが丁寧な補修を重ね、維持されてきたことなども紹介されました。
 夏でも涼しい、さわやかで静かな高原に整備されたログハウスづくりの施設、広いウッドデッキ、美しい林のキャンプ場など、素晴らしい施設です。同時に、老朽化や不具合が生じている深刻な状況であり、完全補修には多額の費用を要するなど維持には多くの課題があります。
 今回の視察を受け、党市議団は、「信濃わらび山荘については、いろいろな意見があることは承知している。市議団でも今回の視察で確認した状況に基づき協議を重ね、今後の対応にいかしたい」としています。