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【9月市議会・委員会】環境福祉経済常任委員会・分科会報告(市議会議員 やまわき紀子・宮下奈美)

9月11日、環境福祉経済常任委員会と予算決算常任委員会の環境福祉経済分科会が開催されました。

 委員会では、社会保障をよくする蕨の会から提出された「国に対して『現行の健康保険証を残すことを求める意見書』の提出を求める陳情」が議題となりました。新翔会の庄野委員が「患者にも医療機関にも望まれているマイナンバーカードの一本化をしてほしい」等との反対討論を行いました。

 日本共産党からは山脇紀子委員が「膨大な個人情報がひも付けられているマイナンバーカードの利用拡大を図るため健康保険証を廃止するマイナンバー改悪法は許せない。どの世論調査でも「延期・中止」が7割を超え、読売新聞社説でも「保険証の廃止 見直しは今からでも遅くない」をはじめ、多くのメディアが「中止」や「見直し」を主張している。医療関係者からは切実に保険証存続を求める声があがっている。マイナンバーカードと保険証の一本化によるトラブルは、他人の医療情報がひも付けされていたなど、命にもかかわる危険があり絶対にあってはならないこと。来年秋の保険証廃止ありきをやめ、国民と医療現場の声に従って、健康保険証を存続させるべきであり、命にかかわる健康保険証の廃止をやめ存続を求める」として賛成討論を行いました。委員会では日本共産党のみの賛成で不採択となりました。

 条例2件は国の改正に伴い文言整理などが改正内容で全委員が賛成しました。

 分科会においては、一般会計補正予算、介護保険補正予算の2件と決算認定5件を審議。
 一般会計の決算認定では、
○ベストライフの不正受給に対して今年度は66万円を返納。これで2617万円のうち609万(23.3%)返納済となった。
○相談センターを市役所内に移転し、児童虐待相談は339件、その他360件と伸びている。
○生活保護の学習支援では中学生3人、高校生5人のうち1人が進学していることが答弁。
○ファミリー菜園の外周の清掃実施状況を確認し、引き続き対応を要望。