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【3月市議会・一般質問】子どもたちの「学び」の保障の取り組み推進を(市議会議員 武下 涼)

◆不登校支援について
武下 不登校当事者の保護者、学習支援の講師などとの対話を通し、支援の必要性を実感。不登校、およびフリースクールに通う児童・生徒の現状と傾向は。
教育長 令和4年度末時点で、小・中学校不登校者数は127名。全体の2・8%で中学校のほうが高い割合。フリースクール登録者は7名で前年度比同程度。

武下 不登校への支援は。
教育長 担任はじめ、教育相談員等も関わり、面談や家庭訪問などを行うほか、教育センター等とも連携。

武下 フリースクールに通う児童・生徒への支援は。
教育長 学級担任などが関わりを継続して支援する。不登校支援では中学校のさわやか相談室やステップアップ教室なども選択肢。

武下 通いたい学校づくりへの努力を子どもたちと一緒に行うことも大切で、児童・生徒が相談したい教職員を指名する取組事例もある。フリースクールを利用するということもあるが、保護者の負担などの課題も。本市では、公立学校として子どもの最善の利益・幸せを守るため、子どもの知恵も借り、チーム学校の取り組みを期待する。

◆学習支援について

武下 本市の学習支援事業の内容と効果、新年度の拡充についてはどのようか。
健康福祉部長 生活保護世帯を含む生活困窮世帯の中・高生を対象に週2回の学習教室、居場所の提供、相談支援を実施。学力や意欲などの向上、教育環境の改善等で効果。生活困窮者自立支援法による学習支援の登録世帯に大学受験料、模試受験料を支援しており、新年度は経済的課題があるひとり親家庭も対象。

武下 学習支援の対象者が不登校の場合の支援は。
健康福祉部長 連携の中で状況を把握し、関係を築き、家庭訪問での学習支援や学習教室に誘うなど。登校につながる事例もある。

武下 新事業の意義は。
健康福祉部長 学習や将来への意欲を高める意義も。貧困の連鎖を断ち切るうえでも進学へのチャレンジを後押ししていきたい。

◆他に「いのちと健康を守る建物の断熱強化の推進を」についても質問。