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市民要求を実現するための財源確保について

市民要求を実現するための財源確保について
―日本共産党蕨市議団の提案ー


 市民要求を実現するための財源の確保について日本共産党蕨市議団の提案を説明します。
まず歳入ですが、市当局は市税収入と地方交付税・臨時財政対策債の合計を少なく見積もっていますので、日本共産党中央委員会の協力も得て調査分析を行い、市の見込みより1億5千万円多い収入になるとみました。それと、前年度の繰越金(06年度中に予算計上した額を上回った収入と支出が予算より少なかった分の合計が、翌年度に繰り越される)が毎年5億円以上あるのに当初予算に1億5千万円しか計上していないので、3億5千万円増額できるとみました。蕨駅西口再開発事業基金は、3億6千万円積まれていますが、現計画は白紙に戻して見直しますので、基金を廃止し一般会計に繰り入れます。
 歳出で削減をはかるものは、まず大型開発のための支出です。蕨駅西口再開発事業のための市補助金と市負担金が計1920万円、中央第一区画整理事業のための土地購入費のうち市負担分が6112万8千円。各地で問題を起こしている部落開放同盟が行う大会等に参加する特別旅費74万2千円。議会費については各会派の同意が必要ではありますが、日本共産党は費用弁償(議会に出席すると1日3千円支給)を廃止することと、会議を抜け出して観光していた問題を起こした全国都市問題会議の参加を当面見合わせること、及び、議会運営委員会の視察をやめるべきだと考えていますので、その合計が324万6千円になります。
 歳入で増額が計れる分8億6千万円と歳出で削減する分8431万6千円を合わせた9億4431万6千円が市民要求実現に使える新たな財源となります。