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塚越地区で初めて 医療生協健康まつり開く

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医療生協さいたま蕨支部の健康まつりが3日、東公民館で行われ130人の来場がありました。

会場では各種の健康チェックや農家の協力による野菜の直売も行われました。

メイン企画の「介護保険制度と地域包括支援センター」の講演を、第2地域包括支援センターの池田さんと浅川さんが行いました。制度開始から15年が経過した介護保険制度は大変複雑で、その活用について戸惑う市民も多いなか、制度を分かりやすく紹介。要介護認定までの手順、ケアプランの作成方法、利用者負担やサービス内容を、講師が詳しく説明しました。

講演の後半は地域包括支援センターの役割について。センターには、高齢者の相談に応じること、自立を支援すること、権利を守ること、暮らしやすい地域のために地域包括ケアを実施することなど主に、4つの役割があり、その具体的な活動を説明しました。介護専門家が困難をかかえる家庭にどう入っていくかのリアルな話もありました。ひとり暮らしの女性が詐欺に繰り返し合っているとの相談、息子が高齢の父親を虐待している事例では息子自身も病気を抱えるなかで、解決への努力が語られました。認知症があり本人が声を出せない場合もあるので、地域での見守りとセンターへの連絡もお願いしたいと、講師は参加者に訴え、参加者も深く考えさせられるものでした。

塚越地区での健康まつりは初めてのことで、主催者は「健康への関心が高いのか、親を連れるなど若い人の参加も目立った。医療生協としての活動を定着させ、地域の見守りという役割を果たしていきたい」と話しています。健康まつりには日本共産党市議団から梶原秀明市議が参加しました。