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安心とにぎわい みんなにあたたかい蕨市へ
市長タウンミーティング開催(4月16日〜23日)

市政報告する頼高市長   西公民館
市政報告する頼高市長 西公民館
2016年度の市長タウンミーティングが14日に西、東の各公民館、15日には南公民館で開催されました。この後の開催は、23日(土)午前10時30分に北町公民館、午後2時に中央公民館です。各会場では、頼高市長の市政報告の他、市民からも発言があり、活発な意見交換が行われました。

頼高市長は、はじめに、14日夜からの熊本・大分を中心とする大地震とその深刻な被害状況に触れ、犠牲者への哀悼の意と被災者へのお見舞いを表明。さらに、蕨市がいち早く募金活動をはじめ、NHKの取材を受けたことなどを紹介し、改めて安全・安心のまちづくりを推進していく決意を述べました。続いて、蕨発のスイーツ「大人のプリンコルネ」の期間限定発売や、中央公民館が全国優良公民館・優秀館の表彰を受けたことなど最近の話題を紹介。その後、今年度の予算について「蕨市将来ビジョンとマニフェストの本格実施予算」「防災対策と子育て支援に重点配分」などの特徴を報告しました。

施策については6つの基本目標ごとに重点となる施策を紹介。「安全で安心して暮らせるまち」では、「自助・共助・公助の連携による防災都市をめざす」上で、公助の重点として公共施設の耐震化をすすめているとし、約10億円計上した市民体育館(北町公民館併設)の耐震化工事、市民会館の耐震診断などを紹介。自助については、自宅の耐震診断や耐震化への補助制度、今年度限定で拡充される家具転倒防止器具設置等補助制度などを、共助についても初期消火に有効なスタンドパイプの配備を行うことを紹介。自助と共助も蕨市が支援し充実させる考えを示しました。防犯の分野では、リース方式により残り全ての防犯灯2300基をLED化することや、振り込め詐欺の防止策などが紹介されました。

「豊かな個性を育み子どもたちの未来輝くまち」では、来年度までに3室の整備がすすめられる留守家庭児童指導室(南小についてはこの4月より暫定的に開設)、民間保育園2園が新たに開設されたこと、スクールソーシャルワーカーを配置して相談体制を拡充することなどを紹介。特に認可保育園は、定員数が1・8倍になるなど、頼高市長の就任以来、充実が図られていることが示されました。

「みんなにあたたかく健康に生活できるまち」では地域包括ケアシステム構築に向け新しい総合事業を開始するとして、特に、医療と介護の連携強化を強調。介護や認知症予防では「いきいき百歳体操」の普及促進を地域住民の取り組みによりすすめる考えが示されました。

他にも、「にぎわいと活力、市民文化と歴史がとけあう元気なまち」では、蕨駅東口コミュニティ・ショッピング道路整備や蕨ブランド戦略について、「快適で過ごしやすく環境にやさしいまち」では三世代同居・近居による定住を促進する補助制度の実施について、「一人ひとりの心でつなぐ笑顔あふれるまち」では「わらび防災大学」の開催など協働事業提案制度の実施をすすめることなどが紹介されました。

市政報告の後、市民から発言された意見や質問の主な項目は以下の通りです(17日までの分)。○区画整理後の防犯灯の改善▽市長面会について○市内への障がい者施設の増設・拡充○市内での墓地の増設○留守家庭児童指導室の拡充○市民体育館耐震化工事中の代替施設について○ふるさと納税について○優良公民館に選ばれた事をアピールしてほしい○大荒田交通公園の改善○
南公民館でのタウンミーティングの様子
南公民館でのタウンミーティングの様子
土地開発公社の先行取得の目的について○感震ブレーカーの普及○市防災訓練で市民にもイスを(以上、順不同)。

なお、23日実施の北町公民館、中央各公民館での市民の発言など、市長タウンミーティングの続報については後日掲載します。