index
核兵器廃絶・戦争する国づくり許さないと訴えー国民平和大行進に70名が参加

 1958年に始まり、今年で58回目を迎える2016年原水爆禁止国民平和大行進が、7月23日に蕨で取り組まれました。5月6日に東京・夢の島と北海道・礼文島をスタートして、8月の原水爆禁止世界大会(広島・長崎)にむけて全国で、そして埼玉県では3週間、全市町村を繋いで行われました。埼玉では、翌日の戸田が最終日となり、25日には東京に引き継がれました。
 この日は、曇り空で絶好の行進日和の中、子どもから高齢者まで、家族で仲間どうしで、平和を願う幅広い年代から70名が参加。
 蕨市役所での開会あいさつでは杉本憲蕨原水協会長が「被爆者が訴える新しい署名も始まりました。参加の皆さんの一歩一歩が世界の世論、蕨での平和の大きなうねりを作ることになる」と述べました。??英雄蕨市長からも激励のメッセージが寄せられました。
 5月出発の北海道から毎日行進に参加してきた松永洋子さんや、原水爆禁止世界大会に参加する黒坂康子さん(新婦人)と宮下奈美市議(共産党)が紹介され決意表明をしました。
 蕨市役所から中央小、商店街を通って蕨駅西口までの2?のコースを「核兵器なくそう」「戦争いやだ」「安保法制廃止」など平和のコールをしながら、色とりどりの団体旗や願いをこめたプラカードやうちわを掲げながら行進しました。窓を開けて「ごくろうさま」「頑張って」との声援が多く寄せられました。
 この行進に先立ち、実行委員会では21日に蕨市と教育委員会に対して協力要請の申し入れを行いました。
 実行委員会からは、6名が参加し、頼高市長、松本教育長らが対応。
 7項目の要請内容について、原爆死没者慰霊鐘つき祭に市長が参加すること、原爆パネル展は南公民館と中央公民館で行うこと、被爆者の語り部は8月12日に児童センターにおいて服部道子さんを招いて行うこと、小学校では5校でゲストティーチャーを招いて戦争体験を聞いているなど、詳しく回答がありました。
 頼高市長が、核兵器廃絶署名やペナント署名にも協力し、世界大会参加者へ手渡しました。