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反核平和への願いこめ鐘をつく
わらび原爆死没者慰霊鐘つき祭に市民61名が集う

1945年8月、広島・長崎に人類史上はじめての原子爆弾が投下され、広島、長崎で約21万人もの尊い命を奪いました。被爆から71年を迎えた6日、午前8時から長泉院(おしゃみ)において第51回目となるわらび原爆死没者慰霊鐘つき祭が開かれました。

開会は原水爆禁止蕨市協議会の杉本憲会長が挨拶し、「一人ひとりが心を合わせ、今こそ核兵器をなくそうとの願いをこめた慰霊祭にしたい。原水協では、新しい核兵器廃絶署名を一層広げ、被爆者支援を強めていきたい」と述べました。頼高英雄蕨市長は、今年も世界大会へメッセージを送ったこと等を紹介しながら、「今こそ平和憲法を守り、核兵器廃絶の世論を草の根から強めていくことがますます重要となってきている」とあいさつ。広島で被爆した、蕨しらさぎ会服部道子会長は「71年前の広島で何が起きたのか、被爆者の声を聞いてほしい。未来にむけて被爆者は核兵器廃絶を叫びつづける」と訴えました。その後、広島で開催されている原水爆禁止世界大会に参加している2名の代表の紹介や、これからの原水協の行事案内がされました。

8時15分になると市のサイレンに合わせて1分間の黙祷をささげ、参加者はそれぞれ鐘つきを行い、原爆死没者への冥福を祈りました。