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社会保障の課題で市民と市が懇談おこなう

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社会保障をよくする蕨の会(坂田良介会長)は昨年12月21日、(1)国保広域化問題、(2)介護保険の課題、(3)生活保護の運用と生活困窮者自立支援制度、(4)障がい者支援、(5)子育て支援、の5つのテーマで、蕨市と懇談を行い、会から14人が参加しました(写真)。

(1)の問題では、国保が広域化されても、市の独自支援を続けてほしいと要望しました。

(2)では、介護支援のボランティアについて、ボランティアは生活介護に代わるものではなく、地域での助け合いを促すものだとの説明がありました。

(3)では、県内の貧困ビジネスの事例が参加者から出され、市では無届けのいかがわしい団体の施設は活用していないとの回答がありました。また、生活保護の申請書を窓口に常備してほしいとの強い要望が出されました。

(4)では知的障がい者の家族ら3人から、当事者の生活状況が紹介され、入所施設を市内に設置してほしいとの切実な要望が出されました。市から、重度障がい者を受け入れているグループホームの視察調査を行っているとの説明がありましたが、一方で、当事者は、グループホームでは、外に出てしまったり大声を出すなどへの対応が難しく、入所施設の設置を強く求めました。

(5)では、市から、学童保育室を急増させてきたが、まだ不足しているので、いろいろな方法を検討していかなければならないとの説明がありました。

会は、今回の懇談結果を整理し、次の総会に向けてさらに運動を強めることにしています。日本共産党市議団から、山脇・梶原・宮下各市議が同席しました。