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仕事を引退したら地域デビュー〜ボランティア見本市開催

楽しく生きようと熱く語る清水氏
楽しく生きようと熱く語る清水氏
ボランティア・市民活動見本市が5日、市民会館・中央公民館で行われ、7百人を越える市民が参加しました。昨年10月から、「おおむね60歳以上の人が地域に興味を持ち、ボランティアや市民活動で活躍できるよう」(蕨市市民活動推進室)、「アクティブシニアの社会参加支援事業」が始まり、この日は、講演会と市内で活動する33の団体により見本市が開かれました。日本共産党市議団から梶原秀明市議が参加しました。
 主催者としてあいさつした頼高英雄市長は、「まちづくりを支えていただいている多くは元気な高齢者です」と、参加者を激励。わらび市民ネットの植田代表理事は「元気な高齢者に地域デビューを果たしてほしい」と呼びかけました。
 1973年にフォークデュオ「あのねのね」でデビューし、テレビの司会など幅広く活動する清水国明氏が、「楽しもう!人生最高の生き方」と題して講演しました。清水氏は、お金持ちでなくても好きなことを一日一日全力でやる、人生の後半は若い世代に全てを分かち配りきる人生が最高だと思うと語り、会場の共感を得ていました。さらに、東日本大震災でボランティアを決意したこと、被災者を自身が経営する河口湖畔のキャンプ場に受け入れて子どもの自立を促す支援をした経験、仲間と買った瀬戸内海の無人島でのサバイバル体験研修など、ボランティアと人間の生きる力について縦横に語りました。また、阪神大震災の避難所と東日本大震災の避難所が同じ様子で進歩がなく、被災者を大切にしない日本社会のあり方に憤りも示しました。
 市民会館大ホールの外では各団体が活動を紹介するブースを設け、質問などに熱心に答えたり、ミニ体験をしていました。今後は、14日から3月26日まで「はじめてのボランティア・市民活動 体験会」が行われます(詳しく市役所や公民館で)。