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戸田市議会の海外視察は「観光旅行」と認定 - 市議は239万円返還せよ - さいたま地裁が判決

戸田市議会が2013年におこなったオーストラリア・リバプール市などでの議員の海外視察は、市議会の裁量権を逸脱または乱用し違法だと、5月24日さいたま地裁が判決を出しました。判決は、市に対し、参加した市議5人(現職4人、元職1人)へ旅費239万4千円を返還請求するように命じています。

13年の海外視察は移動日を除く4日間のうち、友好都市リバプール市での視察は1日のみ、3日間はシドニー市のオペラハウスなどへの観光であることが認定されました。原告の「市議の海外派遣をやめさせる会」(238人)の高坂会長は、同日の記者会見で「特権的でずさんな海外派遣はやめるべき。議会のあり方を変えてほしい」と話しました。

この問題で日本共産党戸田市議団(花井伸子団長)は、一貫して議員の海外視察は中止するよう求め、1月の市議選では海外視察の中止を公約しました。