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核兵器廃絶・戦争する国づくり許さない-2017年国民平和大行進

2017年原水爆禁止国民平和大行進・蕨市内のコースに出発
2017年原水爆禁止国民平和大行進・蕨市内のコースに出発
 1958年に始まり、今年で60回目を迎える2017年原水爆禁止国民平和大行進が、7月22日に蕨で取り組まれました。5月6日に東京・夢の島と北海道・礼文島をスタートして、8月の原水爆禁止世界大会(広島・長崎)にむけて全国で、そして埼玉県では3週間、全市町村を繋いで行われました。埼玉では、翌日の戸田が最終日となり、東京に引き継がれました。
 当日は晴天となり行進日和の中、家族で仲間どうしで、平和を願う幅広い年代から85名が参加しました。
 蕨市役所での開会あいさつでは杉本憲蕨原水協会長が「世界では核兵器禁止へと前向きに進んでいる。参加の皆さんの一歩一歩が世界の世論、蕨での平和の大きなうねりを作ることになる」と述べました。来賓として頼高英雄蕨市長もかけつけ蕨市の平和のとりくみを紹介。7月7日に採択された核兵器禁止条約について平和都市宣言を行っている蕨市の市長として、唯一の被爆国である日本の参加を求めていきたいとの考えが示されました。埼玉県原爆被害者協議会の木内恭子副会長からは「9歳のときに広島で被爆した。何か人の役にたちたいと看護師として働いてきた。ヒバクシャ署名の推進にご協力お願いします」と訴えました。
 5月7日の北海道から77日間、毎日行進に参加してきた五十嵐成臣さんや、原水爆禁止世界大会・長崎に参加する大森健太さんが紹介され決意表明。
 蕨市役所から中央小、駅前商店街を通って蕨駅西口までの2?のコースを「核兵器なくそう」「9条改悪ゆるさないぞ」「戦争法廃止」など平和のコールをしながら、色とりどりの団体旗や願いをこめたプラカードやうちわを掲げながら行進しました。にぎやかな音
を聞きつけ、沿道の住民が窓を開けて「ごくろうさま」「頑張って」との声援が多く寄せられました。

 この行進に先立ち、実行委員会では21日に蕨市に対して協力要請の申し入れを行いました。
 実行委員会からは7名が参加し、頼高市長らが対応。
慰霊鐘つき祭に市長が参加すること等が示されました。他にも原爆パネル展を東公民館で行うこと、被爆者の語り部は8月12日に福祉・児童センターにおいて服部道子さんを語り部に行うこと、小学校では5校でゲストティーチャーを招いて戦争体験を聞いているなど積極的な回答がありました。
 頼高市長が、原水爆禁止世界大会のペナント署名にも協力し、世界大会参加者へ手渡されました。