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地域で育て見守り寄り添う - 蕨市子ども食堂「ぽっかぽか」に参加して - 市議会議員 宮下奈美

ぽっかぽかのある日のメニュー(ゴーヤチャンプル、サラダ、かぼちゃ煮付け、クリームシチュー)
ぽっかぽかのある日のメニュー(ゴーヤチャンプル、サラダ、かぼちゃ煮付け、クリームシチュー)
「子ども食堂」とは、主に貧困家庭や孤食の子どもたちに無料や安価で食事を提供する民間の取り組みです。2014年、子どもの貧困率が「6人に1人」という厚生労働省の公表により、翌15年から開設数が全国で急増しました。

蕨市の子ども食堂「ぽっかぽか」は、貧困家庭等だけに限らず誰かと一緒に温かい食事をしてホッとできる場所として開設されました。地域の子どもやお年寄りなど年齢問わず集まっており、子どもたちは食事をとったあと宿題や、将棋、トランプなどで遊んでいました。また、大人たちは地域の情報交換等交流をし、思い思いに過ごしていました。

そこに行けば誰かがいて誰でも受け入れてくれる。食事を通して、気軽に安心できる居場所づくりは、町のどこかで会った時に「あそこにいたあの人」、「知っている顔」ということが大切なことだと感じました。そのことが安心して生活できる暮らしづくりにもつながることだと思いました。

開催している地区は錦町ですが、他地区からの参加もあり、子どもたちと大人との交流、地区を超えての横のつながりを感じられるひとときです。「ぽっかぽか」は原則月2回、第二・四木曜日(変動あり)、郷町会会館(蕨市錦町2‐14‐8)、子ども無料・大人(大学生以上)300円です。11月の次の開催日は30日です。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。