index
核兵器廃絶・被爆者の思いを未来につなぐー被爆者連帯・援護わらびの集い

被爆の実相をかたるしらさぎ会の高橋氏(左)と木内氏(右)
被爆の実相をかたるしらさぎ会の高橋氏(左)と木内氏(右)
12月4日、原水爆禁止蕨市協議会(わらび原水協)は、第42回被爆者連帯・援護わらびの集いを開催しました。 この取り組みには、埼玉県原爆被害者協議会(しらさぎ会)から高橋溥氏と木内恭子氏の2人が出席。 はじめに、わらび原水協の杉本憲会長が、長年にわたる被爆者運動への敬意を表明し、市民などから寄せられた被爆者援護募金を手渡しました。
 
続いて高橋氏は、募金への感謝とともに自らの被爆体験やこの間の運動について発言。また、高齢化する被爆者状況などにふれ「被爆者活動をつなぐ会」などの運動が準備されていることを紹介。「生きている限り頑張る」と述べました。

 続いて木内氏は、「友人たちは亡くなり、自分は生き残った」と述べ、被爆者運動との出会いや活動を振り返りました。また、「年々被爆者は減ってきている」と述べ、「皆さんの力がないと運動はすすまない」と呼びかけ、自らも頑張る決意を表明しました。

 その後、参加者は一人ひとり自己紹介をしながら感想や思いを交流。「核兵器禁止条約」の発効を歓迎する一方で、今日の危険な情勢を心配する声、若い世代に平和や核兵器廃絶の運動を引き継ぐことの大切さ、今後の運動の在り方などについても率直な話し合いが行われました。
わらび原水協が総会

12月4日、原水爆禁止蕨市協議会の2022年総会が行われました。杉本会長は、今年6月に通算600回を迎えた蕨市の核兵器廃絶を訴える6・9行動が「多くの人の手で支えられてきた」と紹介。核兵器禁止条約の重要性を強調するとともに、これに背を向け、大軍拡路線をすすむ岸田政権を厳しく批判しました。
 その後、総会は、行動方針等を審議し承認。杉本会長などの役員体制を決定して閉会しました。