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わらび原爆死没者慰霊鐘つき祭

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1945年8月、広島・長崎に人類史上はじめての原子爆弾が投下され、広島、長崎で約21万人もの尊い命を奪いました。被爆から78年を迎えた8月6日、午前8時から長泉院(おしゃみ)において、第58回目となる「わらび原爆死没者慰霊鐘つき祭」が開かれました。党市議団から山脇紀子、宮下奈美各市議が出席しました。

 開会は原水爆禁止蕨市協議会の杉本憲会長があいさつし、「世界では核兵器廃絶禁止条約の批准が広がる中、日本政府の対応が問われている。核廃絶の思い、平和の願いをこめて鐘つきをしていきたい」と述べました。来賓として頼高英雄蕨市長は、市内の全公民館での展示を中心にした平和事業や8月の広報を紹介。「ロシアによる核威嚇は許せない。核兵器廃絶しか道はない。日本政府はせめてオブザーバー参加はすべき。核兵器廃絶の世論を草の根から強めていくことがますます重要。核兵器禁止条約の批准にむけて被爆国である日本の役割を求めていきたい」とあいさつしました。広島で被爆した、県原爆被害者団体協議会の高橋溥副会長は、「78年前の広島はまさに地獄でした。この世界から戦争も貧困もなくなるよう、安心して住める『核兵器のない世界』が一日も早く来るよう運動していきたい」と訴えました。

8時15分になると市のサイレンに合わせて1分間の黙祷をささげ、参加者はそれぞれ鐘つきを行い、被爆者への冥福を祈りました。