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9月定例市議会はじまる
コロナ物価高騰対策など昨年度の成果と課題を検証

9月1日、蕨市議会9月定例会が開会。今議会は、昨年度の一般会計や特別会計、水道・病院の企業会計の決算審議を通して、市政の全般について議論される節目の議会となります。
 昨年度は、コロナ対策に加え、水道基本料4か月無償化や市民一人5千円の織りなすクーポンなどの物価高騰対策が行われました。決算審査では市民のいのち・くらしを守る事業の成果などを検証し課題や展望を議論が行われることが期待されています。

なお、提案された市長提出議案は、条例案7件、補正予算案2件、人事案2件、決算認定9件の計20件。市民からは、政府がすすめる保険証のマイナンバーカードへの一本化に対し現行保険証を残すことを国に求めることを内容とする「現行の保険証を残すことを求める意見書」が提出されています。

市長提出議案の主な内容は以下の通りです。

犯罪被害者等支援条例
犯罪被害者の支援の基本となる事項を定め、犯罪被害者等が安心して暮らせる地域社会の実現を目指す。遺族見舞金、傷害見舞金などの制度を創設。

手数料条例の一部改正
コンビニのマルチコピー機や新庁舎の自動証明書交付機によるマイナカード利用の証明書発行の際の手数料を改正。住民票は200円→100円、戸籍謄本・抄本450円→350円等。

印鑑条例の一部改正
印鑑証明書のコンビニ交付において移動端末設備利用者証明用電子証明書が搭載されたスマホ等を用いての申請を可能とする。

一般会計補正予算案
新規開設予定の地域子育て支援センター(多機能型地域子育て支援センター)の産後ケア、子どもの一時預かり、子ども食堂などの居場所づくりなどを実施する事業の委託、錦町に新たに整備する留守家庭児童指導室の補助金、来年10月実施を目指しているこども医療費18歳までの完全無料化のためのシステム改修、当初の見込みを上回ったPayPayキャンペーンと商店リニューアル助成の対応など。

市長報告の内容など初日の様子については次週以降に掲載します。