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国民健康保険運営協議会報告
国民保険税見直しについてのスケジュールが示される

第2回国民健康保険運営協議会が8月24日に行われ、委員として出席しました。議題は、2023年度国民健康保険会計決算認定で、全委員の賛成で認定しました。

23年度決算は、歳入合計71億842万円。歳出合計70億5880万円。  

歳入のうち、国保税は16億7960万円で、前年より1億8493万円の増。収納率91.8%。「その他一般会計繰入金」(保険税の値上げを抑えるための繰入金)は1億9506万円で、前年より2億1260万円の減少となりました。団塊の世代が後期高齢者医療保険に移行するなどで、被保険者数が減っていることでの納付金の減少が税率改定による保険税収入増が主な背景となっています。

歳出のうち、保険給付費は45億9199万円で、一人あたり26万7661円で前年より10519円増。主な原因は、コロナによる反動でコロナ前を上回る水準になっています。また、特定健診の受診率が前年よりわずかに上回る38・8%。受診率向上のために、期間の延長や早期受診キャンペーンやショートメッセージによる勧奨を実施。

審議事項の最後に事務局より今後の国保運営協議会の開催について、市長から「国民健康保険税見直し」の諮問をうけ、10月(諮問)、11月(審議)、12月(答申)に3回開催し国民保険税見直しの審議を行ってもらいたいとの説明がありました。

次回は10月5日に第3回の国保運営協議会が開催をされる予定です。

日本共産党蕨市議団は、これまでの審議の中で、国保税率を県内で低い水準に据え置いてきた市の努力を評価してきました。一方で国の悪政による国保の広域化と埼玉県の国保税の統一化が進められ、市の国保財政への影響は重大です。国や県に対して市民の厳しい状況を伝えるとともに、急激な増税にならないよう申し入れることを要望し、今回の見直しはやむを得ないとの姿勢を示しました。