index
被爆者と心ひとつに草の根の運動を継続ー被爆者連帯援護わらびのつどい

原水爆禁止蕨市協議会は、12月9日、自治会館において第43回被爆者連帯・援護わらびの集いを開催しました。 党市議団の鈴木智・山脇紀子両市議が参加しました。
 
はじめに杉本憲会長が「43回と続けてきたこの取り組みも先人たちから引き継いできたもの。被爆者の方のお話を聞いて、引き続き草の根から運動を進めていこう」とあいさつ。この1年蕨駅頭で寄せられた被爆者援護のための募金を埼玉県原爆被害者団体協議会と蕨市被団協へと手渡されました。

 集いには、?橋溥県被団協副会長が参加。高橋氏は、5歳の時に広島の爆心地から1・5キロの自宅で被爆した体験を県内各地で語り部として活躍しています。「ロシアによる核威嚇は許せない。被爆者の高齢化もあり、蕨のみなさんやみんなで被爆者運動をひきついでいきたい」と語りました。

 木内恭子県被団協副会長は、9歳の時、広島爆心地から1・5キロで被爆。「友達はみんな死んでいったが自分が生かされた意味を考えた」と述べ、看護師になって協同病院等で働き、肥田前会長にしりあった経験を話しました。「家族が亡くなり元気をなくしていたが、私には語り継ぐという使命がある。多くの人に語り、核兵器のない世界の実現するために運動を広げ、一緒にがんばっていきたい」と訴えました。

 参加者全員が自己紹介をしながら、自らの戦争体験を話したり、被爆者の現状を質問したり、それぞれの団体での平和の取り組みや、69行動への参加など引き続きがんばっていきたいとの決意を述べあいました。

 つどいの前に2023年度の原水爆禁止蕨市協議会の総会が開催され、核兵器禁止条約批准を日本政府に求める署名の推進や、夏の各種平和の取り組みの成功など行動方針等を審議し、承認しました。

 次回の69行動は1月6日(土)午前11時から12時に開催し、多くの方に参加してもらおうと呼びかけました。