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育児休暇をとったら上の子は退園に?
党市議団に相談寄せられる

 市立保育園では2003年度から保護者が育児休暇を取った場合、すでに在園している上の子の退園を迫るという対応がとられるようになりました。そしてこれまでに党市議団には「退園を迫られ、親も子どもも精神的にまいっている」という相談がいくつか寄せられています。
 これまで党市議団では一般質問や関係部課長に申し入れを行い、「5歳・4歳児クラスは継続しても差し支えない。3歳児以下のクラスについては待機児童がいなければ受け入れる」との回答がされています。また、家庭の事情によっては待機児童がいても相談に応じるという事が言われてきました。
 しかし、いまだに保育園によっては、保護者の希望や状況を聞くなどの相談がされずに退園を迫るというやり方がとられています。これにより、妊娠がわかった時点で悩み、育児休暇をとるのをやめたり、今回の事で次の子はもう生むのをやめようと決めてしまう方もでています。これでは少子化対策に逆行しています。
 近隣では、さいたま、川口、鳩ヶ谷、草加市では当然、育児休暇を取ったからといってすでに在園している上の子を退園させられることはありません。このような措置は出産間もない母親に精神的苦痛を与えるものでしかありません。各家庭の希望や状況によって継続するか退園するかを選択できるようにすべきです。待機児童解消のためにすでに入園している児童を退園させるのではなく、保育士の配置や定員枠の増員によって受け入れをふやすなど、保育行政の整備によって待機児童解消にあたるという取り組みが求められます。