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県南協環境問題研究部会
日本橋川の河川浄化の取り組みを視察

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県南都市問題協議会の環境問題研究部会で、1月17日、日本橋川の河川浄化の取り組みについて視察してきました。
日本橋川は、神田川から別れて隅田川に注ぐ、全長4・8qの都市河川。都市の発展により流れが悪くなり、汚泥が体積、雨で増水すると悪臭を放つようになってきました。日本橋川水質浄化への機運が盛り上がったきっかけは日本橋で毎年行っている伝統行事「橋洗い」で05年からEM活性液とシャボン玉EM石鹸が使われたことです。その中心団体として、名橋「日本橋」保存会ではEM菌(有用微生物群)団子を川に投げ入れる取り組みを行ってきました。06年12月には、日本橋川の更なる水質改善を目指し、定期的に大量にEM活性液を投入できる設備ができました。
視察では、初めにEM活性液製造装置を見学(写真)。夏季は月40トンを月4回、冬季は月20トンを月2回投入しています。その後、とても寒い中でしたが、千代田区役所船着場から船に乗り川を下りながら日本橋川を視察するという貴重な体験をしました。下船し、歩いて日本橋の再開発現場を視察しながら懇談会場に向かいました。
昼食をしながら名橋「日本橋」保存会の中村会長(且O越相談役)、細田副会長(渇h太郎相談役)からとても興味深いお話を聞きました。今後の目標は日本橋の景観を悪くしている高速道路を取り除くこと。民間企業にも環境美化に対する責務があり、街づくりも補助金目当てでは成功せず、民間主導であとから行政もついてくるといった取り組みをしていきたいと話されていました。