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2011年9月議会一般質問

放射能問題や太陽光発電補助制度を求め一般質問
 市会議員 やまわき紀子 

◆福島第一原発事故をうけての対応は
【質】放射線測定器での市内での詳細観測と測定結果の公表はどのように行われているか。また、測定結果からみた市の対応はどうか。
【答】測定箇所は市立小学校7校、市立中学校3校、市立保育園等6園、市内公園およびちびっこ広場67箇所において実施。市ホームページに測定日毎に掲載するほか、公共施設に掲示。市が独自に定めた年間1ミリシーベルトを越えておりませんが、引き続き測定を行い監視していく。
【質】市民からの要望箇所の測定はどのように行われているか。また、放射能問題への市民に相談についてはどう対応しているか。
【答】9月1日より公共性を有する施設等への個別の空間放射線測定を実施。測定予定日は毎週火曜で1測定あたり最大4件まで、測定方法は、職員が該当地点を測定し、後日、申込者へ結果を通知するもので測定依頼は3件(9月27日現在)となっている。放射能問題への市民の相談は測定結果に関するお問い合わせは安全安心推進課で回答しているが、放射線の影響に関する専門的な質問・健康相談等については埼玉県の健康相談窓口(川口保健所)を紹介している。
【質】学校給食への食材への安全性の確保はどうか。他市では食材の測定がはじまっているが、蕨市でのどういう対応がとれるか。
【答】早急に方策を考える。【質】水道水の検出限界値の公表はできないか。
【答】蕨の水道水の検出限界値は7・1〜10ベクレルである。逆に不安を与えるので公表は差し控える。
【質】市民の安全を守る立場から原発に対しての市長の見解を聞きたい。
【市長】原発からの脱脚を思っている。放射線からの子どもの健康を守るために最大限の努力をする。

◆太陽光発電補助制度の新設について
【答】平成24年度より実施し、補助対象機器については、太陽のエネルギーを使って発電する太陽光発電システムのほか、太陽熱温水器、高効率給湯器など蕨市独自の補助事業となるよう幅広く検討。補助額は近隣各市の状況等を参考に検討する。

◆ 夜間ごみ持ち出し禁止の徹底は。
【答】夜間ゴミ持ち出しが不審火などの事件につながる危険があるので持ち出さないよう各町会の回覧によりお願いしている。周知徹底をはかる。

◆ 学校の校舎体育館の耐震化と施設改修について
【質】耐震化完了の見込みはどうか。
【答】今年度市内全ての校舎の耐震補強が完了。学校体育館は対象となる9校9棟の耐震診断が今年度完了し、24年・25年度の2ヵ年計画で耐震補強工事を進めていく。
【質】体育館のトイレや屋内改修の計画はどうか。
【答】耐震工事と併せて東小、西小、南小、塚越小については屋根及びトイレの部分改修を含める予定。

◆学校におけるメール配信を全校に広げる考えは
【答】災害時の連絡手段の1つの有効な方法であることは認識しており、現在では検討している学校が増加している。メール配信にはいくつか課題もあり、より確実な連絡手段については研究する。