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2012年9月議会一般質問

◆市民の足「ぷらっとわらび」の充実を
【山脇】9月17日から実施される敬老無料パスの配布状況はどうか。
【部長】蕨市在住75歳以上の高齢者約7千名を
対象に9月25日までに939名の方へ無料パスを交付した。
【山脇】バスを乗り降りする際に段差があるバス停が数箇所あるが乗り降りしやすいように改善する考えはあるか。
【部長】各バス停の状況に応じ、改善策を検討していく。
【山脇】南町4丁目下蕨通りへのルート改善や西ルートから東ルートへの乗り継ぎの改善、西ルートは時間がかかりすぎる課題など、もう少し利用しやすくしてほしいという声をどのように取り上げ改善していくか。
【部長】ルートの変更は民間バス路線との重複をさけたルートとしていることから慎重に検討する必要がある。西ルートは、錦町区画整理により道路状況が変わりつつあるため、その進捗状況を踏まえ、再編時期や運行ルートについては研究する。

◆脱原発と自然エネルギーへの転換を
【山脇】地球温暖化対策設備等設置費補助制度の前期申し込みが終了したが、申請状況はどうか。また、利用者へのモニター調査や広報による自然エネルギーへの促進をさらにすすめていく考えはないか。
【市長】前期申請は6月4日から7月31日に予定金額に達したため締め切りました。太陽光発電システム17件、太陽熱温水器1件、家庭用燃料電池装置15件。モニター調査はまだ対象件数が少ないことから調査が有効かどうか検討していく。自然エネルギーへの転換促進については今後も広報蕨やHP等で広報していく。
【山脇】東京電力による電気料金値上げによる公共施設への影響はどうか。また、衛生センターにおける発電を市へ供給するという取り組みの状況はどうか。
【部長】高圧の契約は1kW時あたり平均2円36銭の値上げとなり、公共施設全体の影響額は約1900万円程度。蕨戸田衛生センターがごみ焼却により発電する電力のうち休日・夜間電力等の余剰電力をPPS事業者に売却し、その売却量とほぼ同じ量の電力を当該PPS事業者から蕨市と戸田市が半分ずつ供給を受けるというもので、コスト削減と同時に「電力の地域生産地域消費」を目的とする。現在、導入にむけての条件整備や供給する公共施設等の検討をしている。

◆学校土曜塾について

【山脇】学校土曜塾開設にむけて進捗状況はどうか。
【教育長】現在、開設準備委員会を組織し、平成25年度の事業開始を目途に、事業内容を検討している。各小学校で小学校3年生から6年生とし、学期ごとに30名程度の児童を募集。実施日は隔週土曜日の午前中に自習を中心とした学習を行い、一時的余裕教室または特別教室を使用する予定。
【山脇】中学生に対しても土曜塾のような学びの場の設置が必要だと思うが、どう検討していく考えか。
【教育長】学校土曜塾は、子どもたちが自主的な学習習慣を習得するための導入部分の役割をはたすものであると位置づけており学習習慣があまり定着していない小学生を主な対象としている。中学生の参加については本事業を進めていく中で研究していきたい。

◆ペースメーカーやICD(植え込み型除細動器)を使用する市民への対応について

【山脇】携帯電話からの影響を考慮して、市役所市民課窓口での待ち合い場所に『あったかエリア』(高齢や妊婦、障がいのある方の優先席、携帯電話電源OFF)を設置してほしいと思うがどうか。
【部長】限られたスペース内にあったかエリアを設けるのは難しい。しかし、優先席を利用すべき対象者の方々への対応も必要と考え、マナー向上のための注意書きを貼るなどしての啓発や、お困りの方には職員に声をかけていただき執務室内の閲覧用の椅子等を利用していただくなど、できる限りの対応を検討していく。
【山脇】緊急時の救急隊の対応と搬送先についてはどのような対応が行われているか。
【消防長】救急現場で循環器疾患の対応可能な高度医療機関の医師から指示等を受け、呼吸・心拍などの状態を保持する特定行為を施しながら、最寄りの対応可能な医療機関を選定することを基本としている。傷病者や関係者の希望により、かかりつけ医療機関に医師からの助言や指示を受けながらの搬送も実施している。