index
2013年9月議会一般質問【保育行政・教育環境整備・男女共同参画推進】

◆保育行政について

【山脇】現在の待機児童数は年齢別でどのようになっているか。
【健康福祉部長】9月入園確定後の状況で、0歳児10名、1歳児15名、2歳児15名、3歳児5名、5歳児1名の計46名となっている。
【山脇】市長は引き続き認可保育園の増設について努力していくと表明しているが、その後の検討状況はどうか。保育園を新設するまでのスケジュールはどうか。
【部長】塚越7丁目の市有地を公募により民間事業者に貸し付け、認可保育園を開設することを予定。10月に公募要綱を公表し、応募申し込み受付、借受事業者の選考・審査を経て、26年1月には事業者を決定。県による設置認可などを経まして27年4月に開園予定。今後とも、認可保育園の設置を含め、待機児童の縮減に向け積極的に取り組んでいきたい。
【山脇】蕨市子ども・子育て支援会議が設置される見込みだが、児童福祉法第24条第1項の意義に基づいて、保育所を守り発展させる計画となるかどうか。特に、問題となる支給認定と保護者負担については現在どのような検討がされているか。
【部長】子ども子育て支援事業計画に関して、国の基本指針案においてもニーズ調査等を踏まえ、教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の量の見込みを推計し、具体的な目標設定を行うとされている。新制度移行後においても保育園の果たす役割の重要性はますます大きくなるものと認識しており、本市のニーズに応じた必要な保育等の供給を目指す計画となるよう努める。なお、支給認定と保護者負担のあり方については国の子ども・子育て会議等でも議論がおこなわれることになるので、その結果を注視していく。
【山脇】新制度についての考えと、待機児童解消に向けての市長の考えを聞きたい。
【市長】国が今議論の途上にあるが、市民生活や子育てに大きく関わる問題なので必要に応じて必要な意見を申し上げていくことも大事である。認可保育所の整備にむけて自治体のとりくみを財政的な面も含めて支援するような方向で議論を進めてほしいと期待する。認可保育所を確実に増やしていくために、塚越地区に不承諾者が多いとの判断から、市有地を活用しての認可保育所の整備を決断した。その他の民間事業者との対応についても保育需要を見ながら積極的に対応していきたい。

◆教育環境の整備を求める

【山脇】小学校では1300万円で校舎トイレ改修事業に取り組んでいるが、進捗状況はどうか。中学校でも、校舎トイレ改修の要望を聞くが、来年度において実施する考えはあるか。
【教育部長】今年度は小学校のトイレの洋式化やフラッシュバブル化を進める予定。現在、工事発注にむけて各校で現場調査を実施し、設計作業を進め12月から3ヶ月程度で工事を実施していきたい。中学校においても、26年度以降の予算化にむけ、財源の確保に努めていきたい。
【山脇】中学校で生徒や保護者が多く利用する「さわやか相談室」にはエアコンが設置されていないので、来年度設置できないか。
【部長】この夏は体調をくずす子どもたちが多かったことからエアコンの必要性は認識している。他の教室の利用を基本に考えているが、相談室へのエアコン設置の必要性は検討していく。

◆男女共同参画パートナーシッププランの策定状況は
【山脇】第3次男女共同参画パートナーシッププランの策定作業が行われているが、市民意識調査や会議の開催状況など進捗状況はどうか。
【市民生活部長】今年4月に市民意識調査や市職員を対象とした調査を実施し、新プラン策定の資料として活用していく。現在、3つの組織が計画策定に向けて調査、審議等を行っており、男女平等強制推進会議が新プラン素案を提示し、男女共同参画推進委員会から提言をいただき、パブリック・コメントを実施のうえ、年度末までに計画を策定する。
【山脇】市女性職員の課長級以上の役付職員の割合が低いままだが、新プランにおいて数値目標をいれるべきと思うがどうか。
【総務部長】近隣や県平均に比べて低い。毎年、人事異動にあたっては方針の柱の一つに女性の登用促進をあげ、意をもちいている。引き続き女性の管理職への登用を推進していく。数値目標をいれるかは研究課題である。
【山脇】市内中学生を対象とした男女平等教育や人権を尊重した暴力防止教育を推進していく考えはあるか。
【教育部長】いじめ防止をはじめ、道徳における心の教育や生徒指導等を通じて暴力防止教育の推進を図っている。男女平等教育の観点では、デートDV等の問題を未然に防ぐための教育の推進を関係部局と連携をはかりながら検討していく。