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2015年12月議会一般質問

◆障がい者のくらしの場や就労訓練するセンターの設置を求める
【山脇】障がい者のくらしの場(グループホーム、入所施設)を市内に確保するための検討状況はどうか。
【健康福祉部長】本年4月に市有地を活用したグループホームを開設。今後も、当事者団体や関係者と協力し、市内におけるグループホーム確保に努める。入所施設の確保については、川口市、戸田市と事務協議の中で情報交換を行い、連携を密にし、必要性を国や県に対し働きかけていく。
【市長】要望している方々の思いに寄り添いながら努力していきたい。
【山脇】スマイラ松原、ドリーマ松原の利用状況はどうか。来年度は職員体制の充実をはかる考えはどうか。
【部長】スマイラ松原は生活介護事業が定員45名に対し45名、就労移行支援事業が定員6名に対し1名、就労継続支援B型事業は定員29名に対し21名。ドリーマ松原は定員30名に対し32名登録。来年度の職員体制は、スマイラ松原は利用者の支援区分の重度化に伴い、ドリーマ松原は重度障害のある方の入所にむけ職員体制の整備を予定している。
【山脇】夜間保護事業やショートステイの利用状況はどうか。夜間保護事業の拡充をはかる考えはどうか。
【部長】夜間保護事業は11月末で12件、ショートステイは10月末246件。戸田市のショートステイや「紙ふうせん」が開設した影響で利用件数が減少しているが、今後とも利用を促すための周知に努める。
【山脇】精神障がい者が就労訓練する新たな地域活動支援センターの設置や就労継続支援B型への移行を支援する考えはないか。
【部長】事業者と協議しながら、設置やB型事業所への移行を支援していきたい。
【市長】しっかりと相談にのりながらB型への移行を展望した方での支援をしていきたい。
◆留守家庭児童指導室(学童保育)の充実を
【山脇】非常勤職員の指導員の賃上げ等の待遇改善をはかる考えはないか。
【総務部長】賃金等の待遇改善については現在、職員団体との交渉を行っている。
【山脇】新規開設する中央小・東小学校内の学童保育室の運営を委託するにあたっての経緯はどのようか。
【健康福祉部長】夏休みの開設を目標に指導員の確保等に取り組んできた。しかし、指導員の確保は難航し、結果的に夏休みからの開設を延期せざるを得なくなった。その後も人員の確保ができない状況が続いたことから、16年4月に確実に開設できる方策として10月から事業者の公募を始めた。
【山脇】現在、運営している学童保育は直営を堅持すべきであり、新規開設にあたり運営委託を行う場合には保育県境や労働環境など低下しないよう十分努めてほしい。
【部長】民間委託は、新規に増設する指導室の指導員が確保できなかったためであり、既存の指導室の運営を見直すことは想定していない。保育環境の維持については十分配慮し、労働環境については必要な指導等は行っていく。
【山脇】今後の学校敷地内への学童保育室の増設にむけた検討状況はどうか。その際に、学校現場との調整が必要になってくるが進捗状況はどうか。
【部長】今後の増設については、引き続き教育委員会、各学校と十分調整しながら進めていきたい。
【山脇】運営委託のするにあたっての市長の考えと、増設についてはどう考えるか。
【市長】人員の確保に苦労している状況の中、来年4月オープンを優先させるために指導員の直接雇用の努力と併行して民間事業者の募集を行ってきた。学校の活用を基本にさらなる増設の必要性はある。
◆つながるバンクの活性化を
【山脇】2013年度からスタートした人材ネット「つながるバンク」だが、登録人数と活動状況はどうか。
【市民生活部長】11月末現在で56人が登録。その内容は、講師人材バンク、技能者人材バンク、イベントスタッフバンクとなっている。今年度は15件の依頼に対し、マッチングをしている。体験講座や交流会を開催し、登録者同志の交流を深めるなど活性化に努めている。
【山脇】つながるバンクをさらに広報し、市民への周知をはかってもらいたいがどうか。【部長】さらに活用されるよう幅広い周知の方法を検討していく。