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2017年6月議会一般質問(夜間中学、不等校児童・生徒の対応、待機児童対策、障がい者移動支援事業費の不正請求事案)

◆川口に夜間中学設置にあたっての市の対応はどうか
【山脇】県内初の公立夜間中学が川口市に開校されるとのことだが、詳細なスケジュール等についてはどのようか。また、本市ではどのような対応が求められるか。
【教育長】平成31年4月から川口市立県陽高校校舎を暫定使用し、32年に旧芝園小学校跡地に竣工すると新聞報道にあるが詳細なスケジュール等は未定。蕨市も参加している連絡協議会において市の関わり方や対応等について協議していく。
【山脇】市民が通いやすい環境づくりや広報など本市も積極的に関わっていくべき。市長の見解はどうか。
【市長】川口自主夜間中学の長年の運動の努力が結実した。大変喜ばしいことだと思う。市民の方々の学ぶ場所の保障や拡大となる。連携しながらきちんと取り組んでいきたい。
【山脇】現在中学で不登校である人は対象外とされているが今後、検討を求める。

◆保育園の待機児童対策を
【山脇】待機児童数の現状はどうか。また、待機児童とならなかった不承諾者の理由別人数はどうか。
【健康福祉部長】4月1日現在で10人(1歳6人、3歳4人)。理由別内訳は育児休業継続10人、求職活動休止24人、特定の保育園のみ希望する等の理由31人、家庭保育室利用1人となった。
【山脇】引き続き、待機児童ゼロをめざしての取り組みが求められるが、どのような対応を図っていく考えか。
【部長】必要性を見極めながら認可保育園や小規模保育室の整備をすすめていく。
【山脇】家庭保育室(こまどり、えなぎ)を小規模保育室として継続していけるような丁寧な援助が必要だがどうか。
【部長】移行への課題はある。家庭保育室への補助は32年度で終了。情報を提供し移行の意思を確認していく。

◆障がい者移動支援事業費等の不正請求事案をうけての再発防止策はどうか
【山脇】介護給付費及び障がい者移動支援事業費の不正請求事案の経緯はどうか。
【部長】昨年12月にベストライフ(南町2丁目)が不正請求している盲の匿名の情報提供から始まり、実地調査等を行った結果、平成24年1月から28年11月までの間、サービス提供を行っていないにも関わらず、サービス提供を行ったものとして介護給付費及び障害者移動支援事業費を不正に請求し受領していたことが判明。これを受けて、3月29日付で事業所指定の取り消し処分と登録の解除を行った。不正請求額は介護給付費で約1484万円、障害者移動支援事業費で約533万円の総額約2017万円。これに介護給付費の不正請求額に40%加算を加えた約2610万円となり、障害者移動支援事業費の不正請求額に対する法定利率5%の利息の支払いも求め、現在返還が始まっている。
【山脇】利用者への対応と、法人への返還請求の対応はどうか。今後、再発防止策についての検討はどう行われていくのか。
【部長】すでに別の事業所へ移行するとともに、サービス利用計画については利用者説明会を開催し、個別に移行の手続きを進めている。返還は開始されているが、支払が誠実に履行されない場合は、刑事告訴・告発を含む必要な法的措置を講ずることを通告済みである。市に登録しているすべての障害者移動支援事業者に対し、請求の適正化および法令遵守の徹底等を求める注意喚起のための通知を送るとともに、今後3年間で40あまりの事業所に対し、指導監査を実施していく。監査方法等の見直しや職員の知識や技術の向上を図っていく。
【山脇】今回の件での市長の見解はどうか。
【市長】意図的であり悪質であり大変遺憾に思う。利用者へ支障のない対応を図ることと、厳正に対処し返還をきっちりと求めていく。二度とこのような事態が起こらないよう蕨市独自に監査を行い、再発防止を図っていきたい。

◆不登校児童・生徒等への対応
【山脇】不登校児童・生徒のここ3年間の状況はどうか。保健室やさわやか相談室、日々草学級へ登校している児童・生徒の昨年度と現在の状況はどうか。
【教育長】不登校児童生徒は
平成26年度43名、27年度42名、28年度40名。保健室登校は昨年3名から現在は2名。さわやか相談室には3名から1名へ。中学校のステップアッツ教室へは昨年度15名、現在は3名。日々草学級へは昨年度10名に日日草保険
【山脇】不登校児童・生徒等への家庭訪問と学習支援はどう行われているか。
【教育長】家庭訪問は担任やさわやか相談員、スクールソーシャルワーカー等が中心となり適宜行っている。学習支援については、児童生徒一人一人に個別に支援を行っている。