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3月議会・一般質問

市所有地より狭い床面積しか得られない?問題が山積みの再開発はストップを

◆駅西口再開発について
【質】蕨市の権利床は公益施設棟に見込まれる床面積一六〇〇u程度と思われるが、蕨市の従前の資産は、土地開発公社所有地を含めた二四四九uの土地であり、蕨市にとって利益となる事業といえないのではないか。
【市長】蕨市は公共団体であり、再開発によって都市化度・熟度が上がる。そういった意味で、蕨市が組合員の中で一番利益がある。
【質】市有地の内一八三八uは一u当り八十万円以上の高値で購入した貨物駅跡地。市域が狭く、施設の建替えを控えた蕨市にとって土地は貴重であり、マンション建設のために失うような再開発は納得できない。
【市長】再開発は価値があり各地でやられている。固定資産税の増にもつながる。
【質】蕨市の持分は今の事業地域に占める蕨市の土地の割合と比べて大きく減ることになり、建替え時の支障となる可能性がある。一般の権利者にも同様の影響があり、特に借地権者は深刻。また、街づくりの視点からは近隣住民との意見交換が必要と思うがどうか。
【答】市民全体へのお知らせをする。また、適切な時期に住民説明を行なうよう組合を指導する。
【質】計画策定段階からの意見交換がなく再開発だけの構想で進めるのは問題。市財政への影響、権利者の中にも反対意見がある状況、近隣の住環境への影響の問題もあり、少なくとも二〇〇六年度に組合設立申請は行なうべきではない。
◆市道の計画的な補修を
【質】幹線だけでなく生活道路も含めて劣化の程度をランク付けをして管理し、計画的補修を行なうべき。
◆医療費減免制度・療養費など資金貸付制度について
【質】利用しやすくする工夫が必要ではないか。
【答】減免制度については国保ガイドやホームページへの掲載を行なう。