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自転車対策審議会行われる

 八月三十一日、二〇〇六年度の蕨市自転車対策審議会が行われ、日頃、交通安全に取組んでいる団体、商店会や町会、議会などから選ばれた委員が集まり、市内の放置自転車対策などについて意見を交わしました。
 はじめに、市担当者からの報告では、この間の放置自転車対策として行われてきた取組みなどが説明されました。また、一方で、依然として深刻な放置自転車の実態、昨年は回収された三八六二台の自転車のうち引取りにきたのは十八・七%過ぎないことなどの実態も報告されました。
こうした報告を受けて、委員からは、「モラルに訴えるという段階ではない」「厳しい取締りが必要」「駐輪場の増設を」「川口とも協力を」など、具体的な意見が出されました。
 委員として出席した鈴木智議員は、空いている自転車駐車場の活用について、現在は距離制限のために利用できない市民に開放したり、一時置き場として利用できないか提案をしました。取締まりに加え、駐輪場のニーズに応える政策も、放置自転車対策には必要という立場からの発言です。また、鈴木議員は、これまでに議会や自転車対策審議会で、川口との共同での自転車置き場設置などについても提案しています。
 この会議での議論は、今後の蕨市の放置自転車対策に生かされることになっています。