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議会改革、ICT活用について、議会運営委員会の視察をおこないました(2月5・6日)

松阪市(北海道を幕末から明治にかけて調査した松浦武四郎の生地だそうで、周年事業をしていました)
松阪市(北海道を幕末から明治にかけて調査した松浦武四郎の生地だそうで、周年事業をしていました)
5日と6日、議会運営委員会(日本共産党から、梶原と、鈴木市議が参加)としての視察を、三重県松阪市と愛知県安城市で行いました。

5日に視察した松阪市は、平成24年に議会基本条例を制定し不断に改革を実施してきました。印象的だったのは、執行部(市長や教育長側)の予算などについての説明を、議会前に2日間かけて詳細にすることで、この説明をきちんと聞いてから議会で議論を行なうという各議員の姿勢が見られることでした。また、蕨市議会ではまだ事実上実施されていない議員間討議については、委員会の審議で細かくおこなわれ、時には、市民からの請願・陳情に対し、意見が分かれるような場合、1時間から半日かけて、一つの請願を審議することもあるということには驚きました。執行部提案の予算・議案についても議員間討議がおこなわれ、修正動議などがたびたび議決されるとのことでした。議会報告会は、28人の議員が7人ずつ4班に分かれ、毎年おおむね12箇所で年2回実施しています。市域が蕨市の100倍以上あることも、多くの場所で報告会をおこなっている理由だと思います。一人の議員については計6日間参加するものであり、市民との意見交換をひろくおこなうという点で、この回数の多さも参考になりました。

6日は安城市を視察しましたが、ここでは、情報通信技術(ICT)を使った議会活動を勉強してきました。ここも議員は28人で、全議員にタブレット端末を配備し、議会や議員活動に関わる文書をできるだけなくし、端末に電子データを保持しています。タブレット端末は議会外にも自由に持ち出し、市民との意見交換などにも活用することを推奨しています(ただしプライベートな使用は不可)。携帯端末などに不慣れな議員も含めて、随時操作研修を、議会事務局が実施しています。平成29年6月の議員アンケート(全28人)では、タブレット端末で議会審議は「やりやすい」が21人、タブレット端末を使い市民に説明や報告をしたことが「ある」が21人と、各議員が端末を使いこなしている様子も分かりました。今後の課題として、画面の切り替えや手書き入力を改善すること、共有データと個人データの取り扱い、ペーパーレスが目的ではなく議員活動の充実が狙いであることを徹底すること、などが上げられていました。導入費用は約460万円、年間維持費は約270万円とのことでした。
安城市議会のICT活用を、実際に端末を操作しながら説明を受けました(視察開会前)
安城市議会のICT活用を、実際に端末を操作しながら説明を受けました(視察開会前)