市民合意のない開発型事業を見直し、市民の求めるまちづくりを!

教育まちづくり常任委員会報告
市議会議員 志村しげる
市議会議員 鈴木さとし

 教育まちづくり常任委員会は13日に開催され、請願2件、陳情1件、補正予算案1件、決算認定6件が審議されました。意見が分かれ、採決が行われた議案は次の通りです。

教育基本法を守り生かすことを求める請願
 日本共産党は討論でその内容を教育に生かしていくことこそが大切という立場から賛成を表明。しかし、採決では新政会・公明党・新政会が反対し、2対5で否決されました。

「(仮称)レクセルマンション蕨」建設計画の見直しに款する陳情書
 新政会の動議で、委員会では、閉会中の継続審査とすべきとされました。日本共産党は、9月議会で本陳情を採択すべきとの立場から継続審査に反対しました。

一般会計決算認定
 市民合意のできていない蕨駅西口再開発のためのコンサルティング委託料、莫大な事業費が予定される中央第一土地区画整理事業特別会計への支出金、その多くが同和対策関連の目的で支出されている社会教育費の中の特別旅費など、明らかに支出すべきでない部分がありました。一方、公園の維持管理、校舎や体育館の改修、事業の遅れが区域内の市民の大きな負担となっている錦町土地区画整理事業特別会計への支出金などは一層の支出が求められます。以上の点を指摘し、日本共産党は反対を表明しました。しかし、採決では他の全会派が賛成しました。

錦町区画整理特別会計
事業の遅れが重大であるにもかかわらず、補正予算で事業費を1億6千万円も削減した問題を指摘して反対しましたが、他会派はすべて賛成しました。

中央第一区画整理特別会計
 莫大な事業費などを指摘し、現計画の凍結と今日にあった計画への見直しを求め反対を表明しましたが、他会派は全て賛成しました。