「財政は厳しい」の一方で、再開発基金に1億円の積立 2004年度一般会計補正予算について質疑

 一般会計補正予算について質疑を行なった鈴木智市議は、毎年の3月議会で出される一般会計の補正予算の中で、繰越金、地方交付税と臨時財政対策債について多額の増額補正が行なわれている問題を指摘し、質疑しました。当局からは、過去の決算数値を用いた額を計上することは好ましくないと答弁。鈴木市議は、毎年の傾向を反映させることは当然で、市民生活に生かせるよう予算段階で計上すべき、と強調しました。
 続いて、次世代育成支援行動計画の策定についての経緯や今後の予定について質疑。留守家庭児童指導室指導員や保育園の臨時職員、生活保護の扶助費が増額となっていることから、必要な額を予算段階からみこむことを求めました。
 駅西口再開発基金への積立金は1万6千円の予算に対して9999万5千円の大幅増額。これまで毎年5千万円、3年間積み立ててきましたが、今年度以降は毎年1億円の積立を行なっていく考えを答弁の中で示しました。鈴木市議は、さらに、市民生活に痛みを押し付ける再開発は白紙撤回すべきとの立場から、権利者や市民の中での合意状況、今後の事業の見通しなどについて質しました。